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人工光植物工場が庄原キャンパスにオープン

印刷用ページを表示する 2021年4月21日更新

 人工光と水耕栽培により屋内で植物を育てる「人工光植物工場」が4月14日、庄原キャンパスにオープンし、記念式典が開かれました。かつて畜舎だった建物(約230平方メートル)をリニューアルし、栄養豊富な培養液が工場内のプラントから送られて、ベビーリーフやサラダ菜など葉物類を育てます。工場内は一定の空調温度で保たれ,人が入る際には全身を無菌作業服で包み、手洗い消毒して臨みます。雑菌が入らない場所で育つ葉物類は、ベビーリーフ約20日、レタスで40日で出荷が可能で年間13万株の生産能力があります。

 工場内の棚根っこ図解ベビーリーフプラント工場概観式典

 庄原キャンパスのある備北地域は中山間地に農地が点在し,年平均気温が仙台市とほぼ同じ寒冷地です。積雪のある冬季でも効率よく農作物を生産することが課題と考えます。これまでも学生たちのフィールド科学実習で、ビニールハウスにおける葉物類の水耕栽培を行ってきました。植物工場のオープンに寄せて,担当の甲村浩之教授は「田舎は宝の山。農業の6次産業化や地域課題解決も視野に、コスト削減や販路の開拓に取り組みたい」と話していました。