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金指 美帆(かなざし みほ)

印刷用ページを表示する 2024年4月1日更新

研究者紹介

金指先生

所属:保健福祉学部 理学療法学コース 職位:講師 学位:博士(保健学)

研究室:県立広島大学三原キャンパス2320号室

E-mail:m-kanazashi@(@の後にドメイン画像を付けて送信ください)

研究内容:https://researchmap.jp/m-kana 

研究に関する自己PR

骨格筋機能低下に対する運動と栄養を用いた予防・治療法の開発を目的とした基礎研究(細胞・蛋白質レベル)を行っています。細胞や実験モデルを用いたメカニズム解明と、その結果を基にした地域・施設での臨床研究を進めています。

研究テーマ

エクササイズピル・マイオカインに着目した治療法開発(骨格筋研究)、骨格筋内微小血管退行における性差の解明(ウイメンズヘルス)、筋細胞と毛細血管のクロストークに着目したインスリン抵抗性治療法の開発(糖尿病治療)、血管機能と構造をターゲットとした食品由来因子による糖尿病治療戦略の開発(サプリメント・栄養素の効果検証)、骨格筋に萎縮耐性を獲得させる運動強度の探索と耐性獲得メカニズムの解明

研究の特徴・内容

『骨格筋』はヒトにおいて最大の臓器であり、骨格筋の健康は健康長寿の実現に必要不可欠だと考えています。サルコペニア・慢性疾患・廃用などに伴う筋萎縮の予防を目的として、運動や電気刺激に抗酸化栄養素摂取を併用することで、骨格筋の弱化をより効果的に抑制することを細胞・蛋白質レベルで明らかにしてきました(リアルタイムPCR法・ELISA法・Western Blotting・蛍光免疫染色)。また、疾患により生じる酸化ストレスに対して、抗酸化栄養素(アスタキサンチン、プリポリスなど)を用いることで、酸化ストレスの抑制を介した微小血管障害を抑制することを明らかにしました。そして、その結果を基に、閉経後高齢女性を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験を実施し、プロポリス摂取が酸化ストレス抑制およびアディポネクチン増加を介した脂肪量減少に有用であることを発見しました。加齢や疾患による骨格筋の虚弱化抑制を目的に、各疾患に適した栄養介入と運動を併用することで、運動だけでは効果の得られにくい質的側面に対して、毛細血管を介した予防・治療効果を基礎研究により検証しています。また、高齢者や肥満者では効果的な運動を継続することが困難な場合も多いことから、運動と同じ効果をもたらす薬「エクササイズピル」や骨格筋から分泌される生理活性物質「マイオカイン」に着目した治療法の開発に取り組んでいます。現在は、インスリン抵抗性治療に関する基礎研究および筋萎縮発症リスクを示す毛細血管所見の分類・特定に取り組んでいます。

受験を検討している方々へ

年間約1万人の理学療法士が養成されており、この10年間で有資格者は約2倍に急増しました。PT養成校は約279校に増え、専門性の向上と職域の拡大が必要だと考えています。本学(国公立大学は約25校)では、リーダーの育成、研究力強化にも力を入れています。

受験を検討している方々へ

連携協力を検討している方々へ

『骨格筋』はヒトにおいて最大の臓器であり、糖代謝と身体運動において最も重要な器官であるため、骨格筋の機能維持に関わる研究の発展は疾患予防および高齢者のQOL(生活の質)やADL(日常生活動作)の改善に直結します。

連携協力を検討している方々へ

我々の研究室では、骨格筋機能に対する運動と栄養を用いたアプローチ法を検討することで、運動器症候群、糖尿病、メタボリックシンドロームなどの疾患予防・治療を目指しています。メカニズム解明を目的とした基礎的研究を専門とし、その結果を基に地域や病院・施設などにおいて臨床研究も進めています。(https://www.pu-hiroshima.ac.jp/p/kenhirosdgs/efforts/e16.html)

論文リスト

    著書

      専門資格

      理学療法士, 福祉住環境コーディネーター(2級), 食生活アドバイザー検定(2級)

      キーワード

      リハビリテーション科学, 骨格筋, 栄養, 糖尿病, 肥満, 血管, アンチエイジング, 酸化ストレス, 予防医学

      関連するSDGs項目

      SDGs3SDGS5SDG11

      関連情報

      https://www.pu-hiroshima.ac.jp/p/kenhirosdgs/efforts/e16.html


      所属別一覧