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山本 幸弘(やまもと ゆきひろ)

印刷用ページを表示する 2022年4月1日更新

研究者紹介

山本先生

所属:生物資源科学部 地域資源開発学科 職位:准教授 学位:博士 (水産科学)

研究室:県立広島大学庄原キャンパス4604号室

E-mail:yyamamoto@(@の後にドメイン画像を付けて送信ください)

研究内容:https://researchmap.jp/yamamotoyukihiro

研究室Web:https://www.pu-hiroshima.ac.jp/p/yyamamoto/index.html

研究に関する自己PR

脂質は食品になくてはならない成分です。当研究室では、その酸化劣化を抑える方法の確立や、その栄養機能を最大限発揮できるような技術開発を目指して研究をしています。

研究テーマ

脂質の酸化劣化防止法の開発。酵素を利用した脂質の改質および機能評価。未利用資源の有効利用

研究の特徴・内容

脂質の酸化劣化防止法の開発:魚油のように、高度不飽和脂肪酸を豊富に含む油脂は、栄養機能に優れる一方、酸化安定性に劣り、その利用用途が制限されてしまいます。このテーマでは、そのような油脂や脂質の酸化安定性を向上できる方法について検討します。具体的には、抗酸化剤の探索やそれらの添加方法等について検討しています。

酵素を利用した脂質の改質および機能評価:酵素は生体組織の中で様々な生化学反応を進める触媒です。有機化学的手法では複雑な反応も、酵素を利用することで、温和な環境で簡単に進めることが可能です。このテーマでは、特にリパーゼやホスホリパーゼといった脂質関連酵素を用いて、代替脂と呼ばれるものの調製や、生理機能を有する希少・新規化合物の合成などに取り組みます。

未利用資源の有効利用:食品の生産・製造工程で廃棄されるものの中には、優れた栄養機能や生理機能を有しているものが少なくありません。このテーマでは、そのようなものを見出し、未利用資源に新たな価値を付加することで、その有効利用を目指します。

受験を検討している方々へ

当研究室では、食品分野における脂質の可能性を見出すべく、日々研究をしています。大きく、以下に示す3つの研究テーマを掲げています。

1.脂質の酸化・抗酸化

油脂はエネルギー源や必須脂肪酸の供給源、さらには食に美味しさをもたらす成分としても重要です。これらは酸化に対して不安定である特徴があり、酸化によってその機能や栄養価が損なわれてしまいます。このテーマでは、そのような脂質酸化機構の解明や、酸化安定性向上技術に関する研究を進めます。

2.酵素を用いた機能性化合物の創製

酵素の特異性を生かした有用化合物の合成について研究を行っています。このテーマでは、特にリパーゼやホスホリパーゼといった脂質関連酵素を用いて、代替脂と呼ばれるものの調製や、生理機能を有する希少・新規化合物の合成などに取り組んでいます。

3.食品の機能探索

特に地元食材に注目して、それらの機能性探索や未利用資源の有効利用に関する研究を行っています。このテーマでは、理化学的手法や、脂肪細胞やがん細胞などの培養細胞を用いて食品機能を評価しています。

卒業生は、地元広島県のみならず、全国の食品分野の企業に就職することが多いです。大学院へ進学する学生もいて、彼らは特に研究・開発職に就いています。

研究室HP:

https://www.pu-hiroshima.ac.jp/p/yyamamoto/index.html

連携協力を検討している方々へ

脂質の関連した受託研究・共同研究が可能性です。例えば、油脂の脂肪酸組成分析や、食品中のビタミンE定量などが可能です。脂質ではなくとも、食品に含まれるその他の成分分析も対応できる場合があります。

論文リスト

    著書

      知財リスト

      特願2010-048436:アミノ基転移酵素 

      畑中唯史, 臼木博一, 西本幸史, 山本幸弘

      特願2011-010117:ペプチド生成酵素、その遺伝子及びペプチドの製造方法 

      畑中唯史, 山本幸弘, 西本幸史

      キーワード

      脂質、油脂、脂質酸化、酵素、リパーゼ、ホスホリパーゼ、構造脂質、構造油脂、未利用資源

      関連するSDGs項目

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      所属別一覧