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助産診断演習Ⅰ(産褥期)では,産褥期・新生児期の助産診断と助産技術を学びます。
今回は,6月中旬に行ったオンライン授業(一部:ハイフレックス型)の様子をご紹介します。
事前に,模擬事例(褥婦と新生児)の妊娠期から産褥・生後1日目までの
カルテをTeamsで配布しました。
学生は,産褥・生後1日目までの模擬事例の母子の状況を読み込み,
この時点での助産過程を展開してきます。
母性看護学や助産学専攻科に入学してきて学んできたことを活かして,学生は取り組みました。
演習当日は,まずは,3~4名のグループに分かれてブレイクアウトセッションです。
個人ワークしてきたことをグループメンバーと共有し,
まずは,「この母子の観察項目は?」を話し合いました。
話し合ったことは,Teamsにアップしているパワーポイントファイルに
グループ毎に書き込んでいきます。
グループでまとめたことを画面共有しながら発表し,共有していきます。
自分のグループでは出てきたこと,出てこなかったこと等から新たな発見ができます。
ファシリテーター教員より,
「いったん褥婦さんの元に行って,迅速評価してみましょう!」
ブリーフィングとして,ファシリテーター教員から,
Zoomの画面で,褥婦役のお部屋全体が見える画面と,
助産学生が褥婦役を見ている画面の紹介をします。
本日のシミュレーション学修の場面は,
朝までの褥婦と児のカルテからの情報を得て,
実習での朝9時の場面です。
シミュレーションの実施が終われば,デブリーフィングです。
ブレイクアウトセッションで,グループに分かれて,ディスカッションします。
対象のニーズに沿った関わりだったかの視点で,
良かったところ・より良くするところを話し合います。
話し合いが終われば,グループの意見の共有です。
演習を繰り返すたびに,学生の気づく視点が深まります。
本日の演習では,実践の場面に触れる機会を設けました。
助産師教員が褥婦や児に関わる時には,常々助産診断をしながら
関わっていることを知ってもらうために行いました。
助産師の瞬時のアセスメントと褥婦への声かけ,授乳の支援のあり方について,
知識をつけて根拠をもとにアセスメントする力た必要だと,
学生さんは気づきました。
教員一同,学生みなさんの成長を楽しみにしています。