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助産学専攻科では、助産学実習Ⅲの中で、
学生と教員が協働して、公開講座の企画・運営を行っています。
今回のテーマ:自分の からだ と こころ を知って始まる人生の第二章 ~幸せ幸年期と朗らか朗年期~でした。
令和6年9月14日(土曜日)の午前に開催しました。
広島県の各地から10名の参加者が、参加してくださいました。
参加者のみなさんの中には、西は大竹市、北は庄原市で、ほとんどが市外からお越しになりました。
このプログラムを「世界ふしぎ発見!」風に、
「更年期ふしぎ発見!」と題して、参加者がグループでクイズに答えて
ミステリーを解明していくスタイルで、公開講座をお届けしました。
グループは3つに分かれて、みなさんで考えてもらいました。
正解したグループには、「ひとしくん」人形ならぬ、
幸せを呼ぶ「幸子ちゃん」人形を差し上げました。
今回の公開講座を企画した学生のグループは、
ミステリーハンターの隊長、平隊員、見習い隊員、講座担当の宮下先生は総督になりました。
他の学生と教員は、隊員候補生となり、一緒に取り組みました。
更年期のふしぎのミステリーを解き明かしていくにあたり、
簡単なクイズから、少し考えるクイズまで、
参加者のみなさんには、グループで10問のクイズに答えてもらいました。
クイズの答えの後には、解説をするために、
女性の身体に、ミステリーハンターが潜入し、
更年期に起こる からだ と こころ の不思議を解明していきました。
初めは、少しすべったのか?と思いましたが、
参加者のみなさんは、「幸子ちゃん」人形をもらおうと、
どんどん前のめりに参加してくださいました。
途中と最後に、「スーパー幸子ちゃん」をもらうチャンスも設けていましたので、
大いに盛り上がりました。
プログラムの途中には、参加者のみなさんに
更年期指数をチェックしてもらいました。
グループごとに、更年期指数の点数を足し算して、点数の高かったグループには、
より更年期を幸せに過ごしてもらうために「スーパー幸子ちゃん」を差し上げました。
ミステリーを解き明かしていくにあたり、
ミステリーハンターたちのお母さんたちの声も取り入れ、
更年期症状には個人差があること、対処方法も人それぞれといったことを紹介していきました。
セルフケアの体操では、音楽に合わせて、
肩こりに効くストレッチ、腸腰筋に効くストレッチを行いました。
また、生活の中に取り入れることができる「ながら運動」を紹介しました。
最後は、心の健康については、リフレーミングを行いました。
ネガティブなことをポジティブなことに変換してみるというワークを
個人で行い、グループで共有し、それを全体でも共有しました。
学生もグループに入って、一緒にリフレーミング!
自分では考えつかなかったリフレーミングをグループで考えてくださるグループもあり、
みなさんで和気あいあいとした時間になりました。
このように、みんなと話をするということ自体も、元気の源になるなぁと見ていて思いました。
グループ対抗でクイズに答えていただいたので、
どのグループが優勝か?
みなさんの期待が高まりました。
僅差の勝負となりました。
学生たちより人生経験が豊富な参加者のみなさんでしたので、
初めは、温かい目で見守ってくださっていたと思います。
それが、クイズの答えやミステリーを解き明かしていく時には、
学生の話に耳を傾け、学生が作った媒体に感心してくださったりして、
大変ありがたかったです。
ストレッチを始める際には、声をかける前から、
動きやすいように、椅子を動かしたり、身体が動かしやすいかを確認してくれたりして、
その反応の速さに、自分たちの年代にない対象の状況を学べたと思います。
また、途中で更年期指数をチェックして、
個々の点数はさておき、グループの点数を足した時に、
学生が思っていたよりは点数が高く、心身の不調を抱えながらも、
より健康になりたいというみなさんのニーズが分かることになりました。
ちょうど、助産学専攻科教員も参加者のみなさんと同じ年代です。
健康寿命を延ばすためにも、共に今から取り組めることを少しずつやっていきましょう。
参加者のみなさま、ありがとうございました。