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「助産実習Ⅲ」は,妊婦やその家族が出産準備や親役割遂行ができるよう援助し,
妊娠期における集団教育の実践のための基礎的能力を培うことを目的としています。
「周産期支援活動論」や「助産診断演習Ⅱ」で学んだことを活かしながら,
出産準備教育の健康教育の計画立案,実施,評価を繰り返しながら,本番の母親学級を行いました。
今年度は,広島市民病院の母親学級,三原市保健福祉部のマタニティスクールで実習を行いました。
専攻科の学生10名が2グループに分かれて,臨床指導者をお招きして,デモンストレーションを実施しました。
実施する側の学生は助産師役,実施しない側の学生は妊婦やパートナー役となりました。
1グループは,「入院の準備,お産の流れと過ごし方」の内容を40分間で行いました。
2グループは,「児の観察と沐浴の方法」の内容を40分間で行いました。
日時:2019年9月24日(火曜日)午後
開催場所:広島市民病院産科病棟
参加者:妊婦さん 12名
アイスブレイクでは,「ノンバーバルで分娩予定日順に並んでみよう!」と,
学生も妊婦さんたちの中に入って,指を使ったり,頷いたりして,順番に並びました。
みなさん、ぴったりと予定日順に並んで,大盛り上がりでした。お産の流れと過ごし方は,
入院の場面から赤ちゃんが生まれる場面を再現した動画を用いて説明しました。
当日の妊婦さんからは「陣痛の時にあんなふうになるんだ」や「どうやって過ごしたらいいか今から考えておこう」
といった声が聞かれました。
母親学級終了後には,指導助産師から助言をもらい,参加者同士が交流を持てた教室になったことを
評価していただきました。
母親学級の準備・練習をしている様子
日時:2019年10月24日(木曜日)午前
開催場所:三原市サン・シープラザ
(三原市保健福祉部子育て支援包括支援センターのマタニティスクール)
参加者:妊婦さんとご家族 7組
当初の予定では,10組以上に適したアイスブレイクを準備していたので,急遽変更しました。
急遽の変更でも,学生たちは慌てることなく,
「ノンバーバルで分娩予定日順に並んでみよう!」のアイスブレイクに変更し,
妊婦さん,ご家族,学生が混じって順番に並んでみました。
ファシリテーターの説明が参加者に十分に伝わらず,
週数順に並んでいる妊婦さんたちもいたことが発覚!!!
それが逆に盛り上がるきっかけになり,場が和んで始まりました。
実際の沐浴体験や,「どこで,誰が,いつ沐浴をするか」を参加者のみなさんにも考えてもらいました。
アンケートには,「実際に体験してみて難しさや大変さが分かってよかった」や
「クイズや体験,他の参加者との交流などととても楽しかった」という意見がありました。
マタニティスクール終了後には,指導保健師・助産師から助言をもらいました。
妊婦さんたちが笑顔で帰っていたことがよかったということ,
地域で行う教室での妊婦さんたちの把握術を学ぶことができました。
教室に来てくださった妊婦さん・ご家族・指導者のみなさま,
今年度もありがとうございました。