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脳卒中などの脳疾患では,注意が向けられない,言葉をうまく話せない・理解できない,習慣化した動作を行うことができないなど,損傷した部位に応じた知覚や認知機能が障害されることがあります.これを高次脳機能障害といいます.
3年次「認知障害治療学演習」では,高次脳機能障害の様々な症状・病態の理解を深め,その評価方法や作業療法について演習形式で学んでいます.

今日紹介するのは「半側空間無視」という高次脳機能障害の評価の演習風景です.半側空間無視は,主に右の大脳半球の損傷によって,左側に対して注意が向けられなくなる現象です.
学生はレンズの左半分をテープで覆った「パッチレンズ」をかけて,模擬的に半側空間無視を体験しながら,その評価方法を学んでいます.
「パッチレンズ」は視野の左半分が見えない状態なので厳密には半側空間無視の症状とは異なるのですが,半側空間無視の評価に近い状況が再現されます.レンズをかけた学生は想像以上に左側が見えなかったようで,生活上の不便さを理解しながら検査の方法を学びました.
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