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【宮島学センター】平成29年度学生の地域連携活動報告
宮島学センターでは、さまざまな形で学生の教育や地域連携活動に関わっています。センターの主催事業に参加した学生や、企画展示の参加者のなかには、資格や経験を生かして嚴島神社や宮島町内に就職した学生、宮島観光協会の主催事業にボランティアとして参加している学生もいます。宮島学センターは今後も教育・研究・地域貢献の一体的活動をおこなっていきます。
平成29年度は、次のような学生の地域連携活動をおこないました。
管絃祭での提灯づくりボランティア
旧暦6月17日におこなわれる管絃祭の夜、地御前神社から宮島に還御する御座船を嚴島神社に迎える際、地域の人たちや観光客に配る提灯づくりのボランティア(宮島観光協会主催)を平成19年度から続けています。平成29年8月8日、学生19名を含む参加者が17時過ぎに長浜に集合。主催者から説明を受けたのち、1000個の提灯を作りました。
20時頃からは手分けして参加者や観光客に提灯を配り、参加者を誘導したり、ろうそくに火をともす手伝いをおこなったりしながら、主催者や参加者といっしょに荘厳なクライマックスである船の還御を見届けました。
学生たちは、「宮島学観光学入門(英語)」の講師であるリチャード・ウェバーさんが外国人観光客と接する様子を見ながら、コミュニケーションの取り方を学び、主催者や参加者と情報交換をおこないました。
この貴重な経験は、今後、宮島を訪れる歳の意識の変化、宮島への理解の深化につながることと思います。提灯づくりボランティアは今後も継続していきます。
オーストラリア、クィーンズランド州 STEM研修への協力
平成29年12月5日、広島県教育委員会教育部学びの変革推進課の依頼を受けて、オーストラリア、クィーンズランド州の高校生13名が参加する研修に協力しました。
このSTEM(Science,Technology,Engineering,Mathematics)研修は、クィーンズランド州政府教育省と広島教育委員会の共同プロジェクトとして実施されました。平成29年12月3日から一週間、来広した高校生たちは宮島のほか、マツダミュージアム、平和公園などを見学しました。このうち、宮島については本学にガイド依頼があり、「宮島観光学入門(英語)」の受講者から2名の学生が英語で案内しました。学生たちは授業での実践を活かし、年齢の近い高校生たちとの交流を楽しみながら宮島の魅力を伝えることができました。
手水の使い方の説明 社殿建築の特徴の説明
企画展示、ボランティアなど
この他、学生の活動としては、「春を呼ぶ宮島清盛まつり」への参加、観光英語ガイド、修学旅行生のガイド、宮島関係資料の企画展示などがあります。
学生の活動については、こちらもご覧ください。
また、宮島学センターの学生教育についての取り組みについては、こちらをご覧ください。