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【生命環境学科】 化学実験レポート‐4 「繰り返し測定の重要性」

印刷用ページを表示する 2022年5月13日更新

化学実験レポート‐4 「繰り返し測定の重要性」

 日常生活の中で何かを測るとき、「同じものを何度も測定する」なんていうことはありますでしょうか。例えば、調理中に砂糖100 gと書かれたレシピを見て、砂糖をはかりに乗せて100 gかどうか、何度も繰り返して測定したりするでしょうか。

 

 今回の化学実験のキーワードは「繰り返し測定」です。

 

 水や大気などの化学物質濃度を含む様々なものの測定には必ず誤差(測定誤差)が生じます。この誤差による影響を減らし、高い精度で結果を得るために、科学全般の実験における測定操作は一回きりでなく、繰り返し行う事が一般的です。

 

 実験では、ノギスと、化学実験では必ず使用する電子天秤を用いて、その使用法を学ぶと伴に、金属片を繰り返し計測して密度を計算し、その金属の種類を推定しました。

 実験を通じて、誤差を減らし、測定値の精度を高めるための繰り返し測定の意味、誤差を考慮したうえで精度高く真値を推定するためのデータ処理、すなわち平均値、標準偏差、平均誤差などを算出して、結果の精度を評価する方法について学びました。

 

 出席していた学生からは「3回行っても違いが見られたためこれらの器具の正確性に驚いた」「平均だけでなく標準偏差を求めることで数値のバラつきなどを正確に評価できた」といった感想を聞くことができました。

 

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化学実験の様子01
化学実験の様子02
化学実験の様子03

*本授業は実験実習科目であるため、十分な感染対策の上、学部長許可を得て少人数クラスで対面授業をしています。授業開始時には検温、手指消毒をし、実験中はマスクおよびフェイスシールドの適切な着用、定員の半分にして授業を行うなど感染拡大防止対策を講じております。

 

化学実験担当:環境科学コース教員

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 環境科学コースのウェブサイトは以下をご覧ください。

 ・https://www.pu-hiroshima.ac.jp/p/puh-des/env/env_index.html