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【生命環境学科】 化学実験レポート‐12 「成長の証」

印刷用ページを表示する 2022年7月19日更新

化学実験レポート‐12 「成長の証」

 本日の化学実験BクラスではpH測定および水酸化ナトリウム水溶液の標定を行いました。先日皆さんが調製した溶液です。正しく調製できているでしょうか。

 

 2Qからの化学実験では事前学習動画を基にプロトコールシートを自ら作成し、それを頼りに実験を進めていきます。初回には名前も分からなかった実験器具を今はうまく使いこなし、自らが作成したプロトコールシートに従って実験を進める、ということは1Qの冒頭にはできなかったかも知れません。今の皆さんは半年近くかけて、このように高度な実験が計画から実施まで一人で実行できるように成長しました。化学実験の初回の時の自分を思い出してみてください。かなり成長したと思いませんか?

 

 今回は、水酸化ナトリウム水溶液の標定を行いましたが、単なる作業、動作を完璧にするだけではなく、なぜ標定をする必要があるのか、といった原理・理論の部分も併せて考えられるようにするとより良い実験になります。2Qの化学実験も残すところ、「食酢の中和滴定」のみです。これまでの学修を総動員してやってみましょう。

実験の様子01

 出席していた学生からは「高校生の時はすでに調製されている試薬ばかりだったので、これからも実験を通してすべて自分でやる方法を学習していきたい」「事前学習で何をするか理解していても実際に作業をすると焦って何をしていいか分からなくなってしまった。プロトコールシートの存在も忘れてしまった」といった感想を聞くことができました。実験時の手際の良さや悪さを気にしている学生が多いように感じますが、早く終わればいいという訳ではありません。一つ一つしっかりと確認しながら丁寧に操作を進めることは良いことです。また、プロトコールシートを文章で書くだけでなく、図で表現するなど工夫をすることで焦らずに済むかもしれません。

*本授業は実験実習科目であるため、十分な感染対策の上、学部長許可を得て少人数クラスで対面授業をしています。授業開始時には検温、手指消毒をし、実験中はマスクおよびフェイスシールドの適切な着用、定員の半分にして授業を行うなど感染拡大防止対策を講じております。

 

化学実験担当:環境科学コース教員

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 環境科学コースのウェブサイトは以下をご覧ください。

 ・https://www.pu-hiroshima.ac.jp/p/puh-des/env/env_index.html