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この記事では、不定期で生命環境学科環境科学コース(元環境科学科)の卒業生の声をお届けします。
今回は、JFE西日本ジーエス株式会社で活躍されている安原拓也さんです。三好研究室(在籍当時)で学んだことを生かして、お仕事をされています。
新卒から多様なサービスを行っているJFE西日本ジーエス(株)に入社し、環境測定、営業、エネルギー診断等を経て、経営企画部という部署で業務を行っています。
経営の部門という事で、これまでの専門とは異なる分野ですが、部門を横断する取り組みや、新規事業の開発等にやりがいを感じています。
学生時代には三好先生の下で、環境調査や水質に関する検査手法の検討等をさせて頂きました。庄原キャンパスでは、現場と分析数値について、一つ一つ時間をかけて“なぜそうなるのか”を調べるという事を実体験できました。数字だけではなく、背景にある要因を見ようとすることは、仕事の中でもお客様の悩みを解決するための提案につながっていると思います。
また、在学時から、先生の勧めもあって資格取得に向けて準備を行っていたこともプラスになりました。会社に入った後も資格取得に向けて行動し、結果を出していく中で様々な仕事を任せてもらえるようになりました。
大学生活の中で単純な知識だけではなく、その背景を見ようとする姿勢、新たな知識を得るために行動する事を学んだことが、業務の中で活きています。
将来、身近な自然を守るような仕事をしたいと思い、志望しました。
大学時代には泊まり込みで悪臭が流れる経路を調査したことや、分析設備に向き合い、時間をかけて原理・構造を理解させてもらったことを覚えています。会社生活では短い期間・限られた業務時間で結果を出していく必要があるため、研究室の仲間とそうした時間を過ごせたことは大きな財産になったと思います。環境を学ぶ上で、車で少し移動するだけで市街地、工業地域、農業地域、山間部等多様なエリアにアクセスできる、非常に良いところだったと思います。
また、他の研究室の先生方にも大変お世話になり、既に卒業して15年が経ちますが、今でも庄原キャンパスには時々訪問させてもらっています。そうしたつながりも含め、県立広島大学に入ってよかったと感じています。
疑問に思った事、興味のある事にしっかりと向き合う事で得られる知恵や経験は、大きな財産になると思います。また、庄原キャンパスでの大学生活はそれが実行できる環境です。ぜひ、興味を追求してみてください。
また、会社の採用活動で皆さんにお会いする事もあるかもしれません。その際にはぜひ、よろしくお願いいたします。
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ご関心のある方はぜひ関連するウェブサイトをのぞいてみてください。なお、三好研究室はこの卒業生が所属時に設置されていた研究室で、現在はありません。