ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 生物資源科学部 > 【生命環境学科】生命科学コース 研究室の様子(3)

本文

【生命環境学科】生命科学コース 研究室の様子(3)

印刷用ページを表示する 2020年9月4日更新

 生命科学コースの研究室の様子を紹介します。今回は、植物育種学研究室(福永 健二 教授)です。雑穀類などの遺伝資源の保存・評価や系統分類を行っています。また、交配した実験集団を用いて遺伝学的な解析を行っています。先端的なゲノム情報などを使い、研究成果をあげています。

 植物遺伝資源の保存・評価を行いつつ、作物がどのように伝わってきたのか?形質が人為選択下でいかに進化してきたのか?穂の形を決める遺伝子はどのような遺伝子なのか?という問いを立てて研究をしています。交配して品種改良(育種)に有用な系統なども作成しています。

卒論研究のひとコマ(福永研究室)

卒論研究のひとコマ(福永研究室)-1
 雑穀のひとつアワの交配した集団を栽培して形質の分離を見ています。形質調査は基本です。暑いので夕方に調査しています。このような形質データと遺伝子のデータを組み合わせて解析していきます。実験系統・育種素材になりうるような系統も作出しています。
卒論研究のひとコマ(福永研究室)-2
DNAを抽出しています。抽出したDNAを使って遺伝子の分析を行います。
卒論研究のひとコマ(福永研究室)-3
コンピューターを使っての遺伝子の配列の解析です。
飢饉をゼロに
陸の豊かさも守ろう
作物の遺伝資源の研究は長期的な視野で、人類の食料問題を考える分野です。最近の用語でいうSDGsともかかわっています。