本文
今やけんひろの名物イベントのひとつとなっている「広島こわい映画祭」。それを主宰する矢澤ゼミの実行委員長を務めているのは,経営学科3年生の橘高一姫(きったかいつき)さんです。
もともとイベントを企画・実行するのが好きで,映画祭をやりたくてけんひろに入学したという橘高さん。中高生の頃から,お父さんの経営する会社のお客様向けイベントを運営したり,学園祭では水を吐くリアルなマーライオンを作って教室内に置いてみたりと,個性あふれるイベントを企画しては周りの人たちを楽しませてきました。昨年にも,コロナ禍で故郷の福山市の成人式が延期になった際,福山市の成人を元気にしたいという思いから,友人とともにオンライン成人式を企画し,Youtube配信を行ったそうです(録画はこの記事の末尾)。
広島ホームテレビでも報道されたオンライン成人式
子供の頃から,「新しいことをやってみんなに反応をもらえるのが楽しかった」橘高さん。11月の第4回映画祭では,お客様が飽きないように上映の順番を工夫したり,当日の進行に協力していただく方々には1人ずつ個別に挨拶を行ったりと,持ち前のホスピタリティ精神をフルに発揮しました。参加されたある映画監督の方によると,「実にあったかい映画祭だった!」とのこと。Twitterでも開催希望が多数寄せられたことを受け,今年度はなんと2月にもオンラインで再度映画祭を開催することになったそうです。
「広島こわい映画祭」のステージに立つ橘高さん(左側)
ちなみに,この映画祭の企画を通して,橘高さんは経営の学びを得ることもできたとのことです。この映画祭は,公認会計士としてベンチャー企業の立ち上げや育成にも関わってきた矢澤先生の監修のもと,学生が毎年元手資金を出資し,コンテンツやタイムテーブル,広報戦略まで学生が考えて開催してきました。橘高さんはその総責任者ということで,大変だったんだろうとは思いますが,そこで得られた学びはとても大きく,その目は非常に活き活きしていました。
橘高さんのイベント企画の熱は,まだまだとどまるところを知りません。シンガーとして活動していた経験のある橘高さんは,今夏,コロナ禍の状況が落ち着いていれば,広島キャンパスの図書館の中で仲間とともに音楽ライブを開催する予定です。個性的な姿をしたこの図書館(写真)は,昔から地元では有名で,広島キャンパスの象徴となっています。橘高さんが高校生時代に図書館を訪れた際の第一印象が「ライブホールみたい!」でした。そして,一度この場所でライブを開催したいと思っていたそうで,少しでも学生・教職員や地元の人々の活力になればとのことでした。橘高さんの今後の活動がますます楽しみです。
(文責:足立)
「広島こわい映画祭」
ホームページ:https://www.hirokowa2021.com/
Twitterアカウント:https://twitter.com/hirokowa_movie
福山のコロナに負けない!!オンライン成人式2020