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【健康科学科】学生が戦国期毛利氏の食卓の再現を試みました

印刷用ページを表示する 2018年11月19日更新

 健康科学科の学生4名,修士課程人間文化学専攻の学生2名の計6名が,11月7日(水曜日)に戦国期毛利氏の食卓の再現を試みました。

 健康科学科および修士課程人間文化学専攻の学生は,今年度より,地域課題解決研究「戦国期毛利氏の食卓復活:饗応食の意義探求とその文化・伝統の多面的活用に関する研究」に取り組んでいます。本研究では,戦国期毛利氏が食したと考えられる饗応食に関する史料を読み解き,饗応食の料理レシピの作成およびレシピの活用により,毛利氏・吉川氏・小早川氏の本拠地であった現在の安芸高田市,北広島町,三原市の地域資源を「食」の視点でのストーリーでつなぎ,地域活性化の促進を目指しています。

 「元就公山口御下向の節饗応次第」の資料に基づき,饗応食の再現を試みました。この日に向けて,学生が中心となって饗応食に使用する材料,レシピ,盛り付け,食器等を考えてきました。再現した饗応食は,現代にも通じる美しさ,美味しさを兼ね備えたものになりました。また,毛利氏が食したとされる料理を囲んで,学生と教員が熱心に議論を交わす姿も見られました。

 今後は,再現した料理の文化的・栄養的特徴をまとめるとともに,現在の嗜好に配慮したアレンジを行い,地域資源の一つとしての活用に向けて研究を継続する予定です。

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