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2026年9月2日~4日まで東京理科大学葛飾キャンパスで行われた第75回高分子討論会に博士課程前期1年生の坂上優香さんが参加し、ポスター発表を行いました。
<本人コメント>
本学会では、「リグノフェノールを用いた2種の草本植物の天然リグニンの構造解析」という演題でポスター発表を行いました。植物細胞壁はリグノセルロース組成であり、構成成分の1つに天然リグニンがあります。近年、主にイネ科植物の天然リグニンにp-クマル酸やフェルラ酸エステルが含まれているなど、植物の進化の過程で天然リグニンの構造が多様化しているといわれています。本研究では、イネ科植物に加えて進化が新しく天然リグニンの化学構造が未知であるキク科植物を用いました。相分離系変換システムによって天然リグニンをリグノフェノールとして単離し、アルカリ処理によってそれらに含まれるエステルの加水分解を試みました。そして、SEC、FT-IR、1H-NMRによる構造解析の結果から得られた異なる科の植物種の違いを発表しました。
発表では、様々な質問や意見をいただき議論することができました。その中で、なぜ雑草を用いているのか、科の異なる植物種で見られた違いにどのような意味があるのかなど研究の背景についての質問を受け、自身の研究の意義を改めて考える機会となりました。また、多くの発表を聴講したことで新たな知見やわかりやすい発表の仕方などを学ぶことができました。今後は、本学会での学びやフィードバックを踏まえ自身の研究に活かしていきたいと思います。
なお、この発表に係る費用(学会参加費・旅費)の一部は、本学の大学院学生研究活動支援助成を受けております。ありがとうございました。
