ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 教育・地域貢献 > 生涯学習 > 公開講座 > 第5回広島県学生地域連携活動発表会を開催しました

本文

第5回広島県学生地域連携活動発表会を開催しました

印刷用ページを表示する 2026年10月5日更新

県内15校の学生が、地域での実践と学びを共有

令和8(2026)年9月27日(日)、サテライトキャンパスひろしまをメイン会場、ひろぎんホールディングス本社1階をサブ会場として、第5回広島県学生地域連携活動発表会を開催しました。

本発表会は、学生が地域の中で学び、地域の方々とともに考え、実践してきた活動を、大学・高等専門学校の枠を越えて共有する場として、令和4(2022)年から開催しています。

第5回となる今回は、県内15校から15チームが参加。株式会社ひろぎんホールディングスおよび参加大学・高等専門学校との共催、広島都心会議、HATAfulの協力のもと、学生、大学関係者、自治体、企業、地域団体など、計211名の皆さまにご参加いただきました。

メイン会場での発表はサブ会場とオンラインにも配信し、発表終了後にはポスターセッションを実施しました。学生が活動成果を発表するだけではなく、学校や専門分野、世代、所属を越えて対話し、新たなつながりや次の活動が生まれることを目指した一日となりました。

​会場全景

地域と学生が、ともに学び、ともに行動する

開会にあたり、主催者を代表して県立広島大学学長の森永力が挨拶しました。

森永学長は、地域には人口減少や少子高齢化、産業・文化の継承など、容易には答えの見つからない課題がある一方、学生の若い感性や柔軟な発想、行動力が求められていることを述べられました。

地域連携は、大学や学生から地域への一方向の支援ではなく、地域の方々から学び、学生が新しい視点やアイデアを持ち込み、共に考え、共に行動する中から新たな価値を生み出すものだとし、本発表会が学校や専門分野の垣根を越えた新しい出会いや連携につながることへの期待を示されました。

森永学長挨拶​

学生の挑戦が、未来の広島をつくる力に

続いて、共催者を代表して、株式会社ひろぎんホールディングス代表取締役社長の廣江裕治様からご挨拶をいただきました。

廣江社長は、地域に足を運び、地域課題に真摯に向き合ってきた学生の活動を称えるとともに、人口減少や地域コミュニティの希薄化、伝統文化の担い手不足など、地域課題が複雑になる中、学生の若い力と自由な発想は地域社会の未来を広げる力になると述べられました。

また、若い世代が地域に愛着を持ち、この地域で自己実現や挑戦ができる環境を支えていきたいとの考えを示され、本発表会が新たな交流や発見を生み、学生の次の挑戦につながることへの期待が寄せられました。

廣江社長挨拶

広島県知事から学生へのメッセージ

来賓としてご臨席いただいた広島県知事の横田美香様からも、学生へ向けたご挨拶をいただきました。

横田知事は、学生が地域に入り、地域の方々との対話や調整を重ねながら、自ら知恵を絞って課題解決に取り組む経験は、通常の授業だけでは得ることが難しい学びになると述べられました。

また、県内の大学・高等専門学校の学生が集い、互いに学び合うこの機会の重要性に触れ、若い世代の感性を生かした活動が地域の力になること、今回の経験を今後の活動につなげながら、広島への愛着や魅力にも気づいてほしいとのメッセージが送られました。

横田知事挨拶

広島県議会議長から祝辞

広島県議会議長の中本隆志様からは祝辞をいただき、当日は司会者が代読しました。

祝辞では、人口減少やAIの急速な普及などにより地域課題が多様化・複雑化する中、行政だけでなく、さまざまな主体がそれぞれの特徴を生かして連携・協働していく必要性が示されました。

学生が新しい視点と柔軟な発想を持って地域課題の解決や地域活性化に取り組むことへの期待とともに、本発表会での交流が、今後のさらなる活動につながることを願うメッセージをいただきました。

県内15校15チームが地域での実践を発表

今回は、広島大学、叡啓大学、福山市立大学、広島文化学園大学、広島市立大学、尾道市立大学、比治山大学・比治山大学短期大学部、広島工業大学、広島経済大学、広島修道大学、広島女学院大学、安田女子大学、県立広島大学、広島国際大学、呉工業高等専門学校の学生が参加しました。

学生発表は、活動内容に応じた4つのグループに分かれて行いました。

第1グループは、「人と人をつなぐ学生と地域コミュニティ」をテーマに、外国人住民との共生、外から見た広島の魅力、地域と世界をつなぐ国際交流、小学校と連携した地域の祭りと平和など、地域の中で人と人をつなぐ活動が紹介されました。

第2グループは、「地域資源を生かすデザインとまちづくり」をテーマに、芸備線沿線の活性化、中山間地域の魅力発信、牧場を活用した交流の場づくり、地域の木工文化を生かした商品開発など、地域が持つ資源や課題を学生ならではの視点で捉え直した活動が発表されました。

第3グループは、「食とスポーツからつくる健やかな暮らし」をテーマに、子どものスポーツ機会の創出、食生活の改善、野菜摂取の促進、若者の感性を生かした産官学連携の商品開発など、暮らしに身近な課題に向き合う実践が紹介されました。

第4グループは、「学生の成長と専門性を社会につなぐ」をテーマに、学生自身の強みや将来を考える活動、専門技術を生かした動物義肢装具の制作、工学分野で学ぶ女子学生を増やし、地域定着にもつなげる活動などが発表されました。

どの発表にも共通していたのは、学生が実際に地域へ入り、人と出会い、話を聞き、自分たちに何ができるのかを考えながら行動していたことです。

成果だけではなく、活動の途中で生じた迷いや失敗、地域の方との意見の違い、当初の計画を修正した経験も率直に共有されました。

発表後には、他大学の学生、教員、自治体、企業、地域関係者などから多くの質問やコメントが寄せられました。他校の学生が自身の活動経験と重ねながら質問する場面も多く、発表する側と聞く側の双方に新たな気づきが生まれる時間となりました。

 

[県立広島大学発表]

県立広島大学発表

[叡啓大学発表]

叡啓大学発表

広島都心会議・HATAfulによる活動紹介

学生発表の途中には、本発表会に協力いただいた広島都心会議とHATAfulから活動紹介をいただきました。

広島都心会議からは、企業、行政、地域団体などが連携して進める広島都心部のまちづくりや、学生・若者がまちづくりに参加できる場づくりについて紹介いただきました。

HATAfulからは、企業や組織の枠を越えて人がつながり、ともに学び、行動することで、広島で働くことや暮らすことの魅力を高めていく活動について紹介いただきました。

学生にとって、自らの地域活動の先に、企業や地域団体との新たな連携の可能性があることを知る機会となりました。

[広島都心会議活動紹介]         [写真:HATAful活動紹介]

広島都心会議活動紹介 HATAful活動紹介​

発表した学生一人ひとりへ参加証明書を授与

第5回からの新たな取組として、発表した学生一人ひとりに参加証明書を発行しました。

参加証明書は、学生が地域課題の解決や地域活性化に向けた活動事例を共有し、意見交換を通じて互いの学びを広げた経験を形として残すものです。

授与式では、主催者を代表して県立広島大学学長の森永力から学生へ参加証明書を授与し、共催者を代表して株式会社ひろぎんホールディングス代表取締役社長の廣江裕治様、広島工業大学学長の長坂康史様に立会人としてご登壇いただきました。

学生一人ひとりが会場からの拍手を受けながら証明書を受け取り、それぞれが地域で積み重ねてきた活動を互いに称え合う時間となりました。

参加証明書授与 発表学生と立会人

HIPPYさんが15チームの発表を受けて講評

すべての学生発表終了後、広島県出身のシンガーソングライターHIPPYさんを講評者としてお迎えしました。

HIPPYさんは、一日を通して15チームすべての発表に耳を傾け、多くのメモを取りながら学生の活動を見守ってくださいました。

講評では、多くの発表に共通していたものとして、地域で人と出会い、交流を重ねる中で、この人が好き、このまちが好きという思いが生まれ、その思いがまた誰かへ伝わっていく姿について語られました。

学生が自分たちの学びや専門性を誰かのために生かしたいと考え、思いにとどめず実際に形にし、行動していることにも言葉を寄せていただきました。

地域鉄道の運行本数の少なさを、まちを歩く時間として捉え直す発想や、若者自身の感覚から健康課題に向き合う商品開発など、課題や不便を別の角度から見つめ、新しい価値へ変えていく学生の取組についても、一つひとつ振り返っていただきました。

活動の中で生じた失敗や試行錯誤についても、それを次の行動につなげている学生の姿に触れ、この日の気づきや出会いは発表会で完結するものではなく、これから先の生活や活動の中で、新たなアイデアや行動へつながっていくとのエールをいただきました。

講評の最後には、HIPPYさんがご自身の楽曲である「きんさいや」を披露。学生や来場者も手拍子と歌声で参加し、会場全体が一体となって学生のこれからの挑戦を応援する時間となりました。

HIPPYさん歌唱 会場全体

発表から次のつながりへ ポスターセッション・交流

ステージプログラム終了後には、ポスターセッション・交流を実施しました。

学生は自身の活動をまとめたポスターの前に立ち、他大学の学生、大学教職員、自治体、企業、地域団体などの参加者と直接意見を交わしました。

ステージ上では伝えきれなかった活動の背景や試行錯誤の過程、今後取り組みたいことについて各所で対話が続き、他大学の学生同士が活動について相談する姿、企業や地域関係者から具体的な助言を受ける姿、今後の連携について話し合う姿も見られました。

発表を聞いて終わるのではなく、この日に交わされた一言や新たな出会いが、次の活動につながっていく。本発表会が目指してきた交流が、会場のさまざまな場所で生まれました。

ポスターセッション全景  学生と参加者の交流

 

地域で生まれた学びを、次の実践へ

​15校15チームの活動は、対象とする地域もテーマも方法もそれぞれ異なります。

地域の方の声を聞くことで当初の考えを見直した活動、うまくいかなかった経験から方法を変えた活動、小さなアイデアが企業や地域との連携を通じて商品や新しい仕組みへと発展した活動もありました。

学生が地域に入ることで、大学で学んだ知識や専門性が現実の課題と結びつきます。同時に、地域の方との対話からは、教室の中だけでは得られない問いや新たな視点が学生へ返ってきます。

今回、それぞれの大学・高等専門学校で生まれた学びが15校の間で共有され、さらに企業、行政、地域団体、異なる世代の方々との対話へ広がりました。

県立広島大学では、今後も県内の大学・高等専門学校、自治体、企業、地域団体等と連携し、学生が地域で得た経験を共有するとともに、新たな出会いを次の実践につなげる場づくりを進めてまいります。

今回の発表会で生まれたつながりが、それぞれの地域で新たな活動へと育っていくことを期待しています。

ご支援・ご協力いただいた皆さま

本発表会は、株式会社ひろぎんホールディングスおよび参加大学・高等専門学校との共催、広島都心会議、HATAfulのご協力のもと開催しました。

広島県、広島県議会、中国新聞社、株式会社テレビ新広島、株式会社広島ホームテレビ、中国放送、NHK広島放送局、広島テレビ放送株式会社、広島エフエム放送株式会社から後援をいただきました。

また、次の企業・団体の皆さまからご協賛をいただきました。

株式会社総合センター クレイトンベイホテル、一般財団法人広島県環境保健協会、株式会社マエダハウジング、株式会社カワミツ、医療法人社団八千代会/メリィハウスグループ、NTT西日本株式会社 中国支店、株式会社ジェイ・エム・エス、株式会社やまだ屋、株式会社ひろぎんホールディングス、税理士法人堀江会計事務所、株式会社サンネット、アライドテレシス株式会社、オタフクソース株式会社、株式会社荒谷建設コンサルタント、アンデルセングループ、三井不動産リアルティ中国株式会社、株式会社大林組

カフェインレスコーヒー専門店P-BERRY、岩崎農園からは商品協力をいただきました。

発表した学生を日頃から支えてくださっている地域の皆さま、各大学・高等専門学校の教職員の皆さまをはじめ、本発表会の開催にご支援・ご協力いただきましたすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。

問合先

県立広島大学地域連携センター

電話 082-251-9534(9時00分~17時00分)

E-mail : renkei@pu-hiroshima.ac.jp