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令和8年度広島県立図書館・広島県立文書館との連携公開講座「日本文化にみる〈ふね〉」を開講します。

印刷用ページを表示する 2026年6月2日更新

講座の概要

 古来より〈ふね〉の発達により、すべての「もの」が移動範囲を広げてきました。とくに島嶼国家である日本では、〈ふね〉がなかったならば、今の文化は形成できなかったでしょう。また、〈ふね〉は、人々に様々な発想も与えました。宇宙船から空想の乗り物まで、〈ふね〉は多岐にわたって解釈されていきます。本講座では〈ふね〉について、文学と歴史の視点からみていきます。〈ふね〉をどのように定義するかは各講師にゆだねます。〈ふね〉とは何か、それぞれの分野からの見解をお楽しみください。

講座の日時・テーマ・内容について(全3回)

 
テーマ・日時 講師 内容

第1回

船上の「文」―森鷗外『舞姫』

7月21日(火曜日)

10時15分~12時00分               

福田 涼

(地域創生学部・地域創生学科・国際共生コース 准教授)           

 日本へ向かう「舟」の「中等室の卓のほとり」で、帰朝する洋行エリート・太田豊太郎によって書かれた「文」―森鷗外『舞姫』は、このような体裁を取る小説です。本講座では、「舟」に関する記述や、船舶を主力とする国際輸送をめぐる事情などに注目しながら、『舞姫』を多角的に読み直します。豊太郎とエリスの「悲恋物語」という枠組みを超えた、『舞姫』の「小説」としての仕掛けを、一緒に探ってゆきましょう。

第2回

広島藩の御触書にみる「船」

7月28日(火曜日)

10時15分~12時00分       

杉山 聖子

(地域創生学部・地域創生学科・国際共生コース 准教授)  

 江戸時代の村役人が作成した村方文書の中には、幕府や藩が出した御触書などの法令を、書き留めた記録が多く残されています。広島藩が賀茂郡の村々に向け出した御触書のなかには、御座船、御公船、廻船、異国船、他国船、難破船等々、様々な「船」がみられます。この講座では、そうした御触書のなかの「船」を紹介しながら、統制や支配の背景について考えます。

第3回

未知の世界へ誘う〈ふね〉​

7月30日(木曜日)

10時15分~12時00分    

目黒 将史

(地域創生学部・地域創生学科・国際共生コース 教授)

 人々は〈ふね〉に乗り、未知なる世界へ渡ってきました。『宇津保物語』の俊蔭は波斯国に流され、「木の空洞(うつほ)」で生活します。また、安倍頼時や源為朝は、自分の居所を求めて〈ふね〉に乗り、未知の世界を知ります。さらに室町物語『厳島の本地』などでは、神々も〈ふね〉により日本へ渡ってくるのです。本講座では、日本古典文学の立場から、漂流の物語や空舟(うつほぶね)など、〈ふね〉による未知(異世界)との邂逅を考えます。

 

※講師の順番や講座テーマについて内容が変更になる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

※各講座の前に、図書館または文書館の利用ガイダンス(10時15分~10時30分)を実施いたします。
 

※こちらもご確認ください。→チラシ「日本文化にみる〈ふね〉」 [PDFファイル/237KB]

チラシ

 

会場

広島県立文書館研修・会議室(広島県情報プラザ2階)
〒730-0052 広島県広島市中区千田町3丁目7−47

開講方法

対面形式

対象

日本文化や歴史に関心をもつ方

定員

40名(申込者多数の場合、先着順)

受講料

無料

受講条件・申込

下記リンク先またはQRコードからお申し込みください。

申込フォーム 申込フォーム

※申込締切日は、​7月2日(木曜日)です。

問合先

県立広島大学地域連携センター

電話 082-251-9534

E-mail : kouza@pu-hiroshima.ac.jp

 

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