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古来より〈ふね〉の発達により、すべての「もの」が移動範囲を広げてきました。とくに島嶼国家である日本では、〈ふね〉がなかったならば、今の文化は形成できなかったでしょう。また、〈ふね〉は、人々に様々な発想も与えました。宇宙船から空想の乗り物まで、〈ふね〉は多岐にわたって解釈されていきます。本講座では〈ふね〉について、文学と歴史の視点からみていきます。〈ふね〉をどのように定義するかは各講師にゆだねます。〈ふね〉とは何か、それぞれの分野からの見解をお楽しみください。
| テーマ・日時 | 講師 | 内容 |
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第1回 船上の「文」―森鷗外『舞姫』 7月21日(火曜日) 10時15分~12時00分 |
福田 涼 (地域創生学部・地域創生学科・国際共生コース 准教授) |
日本へ向かう「舟」の「中等室の卓のほとり」で、帰朝する洋行エリート・太田豊太郎によって書かれた「文」―森鷗外『舞姫』は、このような体裁を取る小説です。本講座では、「舟」に関する記述や、船舶を主力とする国際輸送をめぐる事情などに注目しながら、『舞姫』を多角的に読み直します。豊太郎とエリスの「悲恋物語」という枠組みを超えた、『舞姫』の「小説」としての仕掛けを、一緒に探ってゆきましょう。 |
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第2回 広島藩の御触書にみる「船」 7月28日(火曜日) 10時15分~12時00分 |
杉山 聖子 (地域創生学部・地域創生学科・国際共生コース 准教授) |
江戸時代の村役人が作成した村方文書の中には、幕府や藩が出した御触書などの法令を、書き留めた記録が多く残されています。広島藩が賀茂郡の村々に向け出した御触書のなかには、御座船、御公船、廻船、異国船、他国船、難破船等々、様々な「船」がみられます。この講座では、そうした御触書のなかの「船」を紹介しながら、統制や支配の背景について考えます。 |
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第3回 未知の世界へ誘う〈ふね〉 7月30日(木曜日) 10時15分~12時00分 |
目黒 将史 (地域創生学部・地域創生学科・国際共生コース 教授) |
人々は〈ふね〉に乗り、未知なる世界へ渡ってきました。『宇津保物語』の俊蔭は波斯国に流され、「木の空洞(うつほ)」で生活します。また、安倍頼時や源為朝は、自分の居所を求めて〈ふね〉に乗り、未知の世界を知ります。さらに室町物語『厳島の本地』などでは、神々も〈ふね〉により日本へ渡ってくるのです。本講座では、日本古典文学の立場から、漂流の物語や空舟(うつほぶね)など、〈ふね〉による未知(異世界)との邂逅を考えます。 |
※講師の順番や講座テーマについて内容が変更になる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
※各講座の前に、図書館または文書館の利用ガイダンス(10時15分~10時30分)を実施いたします。
※こちらもご確認ください。→チラシ「日本文化にみる〈ふね〉」 [PDFファイル/237KB]

広島県立文書館研修・会議室(広島県情報プラザ2階)
〒730-0052 広島県広島市中区千田町3丁目7−47
対面形式
日本文化や歴史に関心をもつ方
40名(申込者多数の場合、先着順)
無料
下記リンク先またはQRコードからお申し込みください。
※申込締切日は、7月2日(木曜日)です。
県立広島大学地域連携センター
電話 082-251-9534
E-mail : kouza@pu-hiroshima.ac.jp