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環境科学科では,講義に関連した多くの学生実験が設定されています。学部3年次前期に配置されている「水環境工学実験」では,水環境管理工学や環境水理学,微生物学等の講義内容を基礎とした実験を行います。主として環境工学分野に関する様々な現象の物理学・化学・微生物学的な分析や評価を行うために,必要となる知識・技術の習得を目指します。
水環境工学実験ではその実験対象として「活性汚泥」を利用し,次の項目を含む複数の実験を,グループごとに順次実施いたしました。
・ キット等を用いた窒素やリン等の簡易測定
・ 塩素剤を用いた消毒試験
・ 擬似汚泥(土壌)に関する物性的評価
・ 擬似汚泥(土壌)を用いた透水試験
・ PCR法を用いた微生物検出
これらの実験項目によって,実験対象である「活性汚泥」を多面的に評価することを試みました。なお,各実験項目により得られた結果等に関しては,その考察を含めたレポートとして取りまとめることになっています。