広島県は,1984年に中国四川省と友好提携を締結し,様々な分野で交流を行っています。環境分野でも,1992年に「環境保護合作事業」を開始して以来,環境系職員の派遣・受け入れ,環境技術協力などの事業を実施しています。また,近年では,公害対策で培った広島県内の環境技術やノウハウをもとに,県・省が協働して企業商談会を開催するといった経済交流活動へも展開しています。
今年度の「環境保護合作事業」では,6月5日~23日の予定で四川省環境保護庁職員が研修を受けるために来広しています。期間中,講義,県内環境浄化施設や環境関連企業の見学等,様々な研修を受けることになっています。
当学科教員も本事業における研修で,講義を受け持っています。今年度は6月9日(金曜日)に,「廃棄物処理・循環型社会」のタイトルで崎田省吾准教授が担当し,日本の廃棄物処理・処分の概要・歴史,各種リサイクル制度やリサイクル技術等について講義を行いました。また,四川省における現状等もご紹介いただき,活発な議論が行われ相互理解を深めました。
環境科学科