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【人間文化学専攻】人間文化学専攻院生の研究課題が「2021年度 食の文化研究助成」に採択されました。
【人間文化学専攻】人間文化学専攻院生の研究課題が「2021年度 食の文化研究助成」に採択されました
公益財団法人 味の素食の文化センターの「2021年度 食の文化研究助成」に,人間文化学専攻 1年生 渡壁奈央さんの研究課題「戦国期毛利氏の饗応食再現を通した中世の食の考察とその継承のための教育資料の作成」が採択されました。
この助成は,食の文化に関する研究分野において,新たな知見の発掘・確立や新領域の開拓など,食文化研究の発展をリードとしようとする意欲ある若手の研究者の支援を目的としたものです。
以下,渡壁さんのコメントです。
「この度は,研究助成に採択いただき,身が引き締まる思いです。これまでに戦国期毛利氏の食に関連する史料から饗応食を再現してきました。再現した饗応食からは,季節の食材を活用した客人へのおもてなしの様子が想像され,現在の日本特有の食事様式や食意識へのつながりが強く感じられました。助成研究では,同時期の他地域の饗応食や「医心方」等との比較により,当時の健康への意識を含め,より深く検討したいと考えています。また,地域の食文化を次世代へ継承するための教育資料の作成にも取り組んでいきます。精一杯,研究に励んでまいります。」