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2025年8月30日から31日にかけて東海学園大学(名古屋)を会場に開催された日本調理科学会において,本学修士課程 人間文化学専攻2年生の宇田川心優さんの発表「折り込み法によるパイ生地への卵の配合が焼成後のテクスチャー特性へ及ぼす影響」が,若手研究者発表奨励賞を受賞しました。
この賞は,若手研究者を応援し,その研究活動を奨励するために設けられたもので,対象者は口頭およびポスター発表を行います。
宇田川さんは,折り込み法によるパイ生地への卵の配合がテクスチャー特性に及ぼす影響について,テクスチャー測定,官能評価,レオロジー測定等を実施し,考察を行いました。その結果,パイのテクスチャーおよびパイ生地のレオロジー特性に,卵黄と卵白が異なる影響を及ぼすことを報告しました。
以下,宇田川さんの受賞コメントです。
「この度は,若手研究者発表を受賞し,大変光栄に思っております。日々の研究を通じて,副材料として添加される卵の配合によって,テクスチャー特性を含む調理後の性状が変化することを興味深く感じています。今回の受賞を糧に,今後も調理科学研究に励んでまいります。」
今後の研究の発展を期待します。