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助産学専攻科の教育の中で,核となる助産実習,
令和3年度の助産実習Ⅰ・Ⅱのご紹介は,今回は2回目になります。
1回目の紹介は,以下をご参照ください。
https://www.pu-hiroshima.ac.jp/site/midwifery/midwifery-class20210628.html
今年度の後期の助産実習Ⅰ・Ⅱは,
2021年9月21日(月曜日)から,後期の助産実習Ⅰ・Ⅱが開始しました。
9月末で,緊急事態宣言の解除となりましたので,
10月からは臨地での実習が,3施設で始まりました。
今回は,後期実習の学内実習の様子をご紹介します。
9月中の学内実習では,学長の対面許可申請の許可が下り,
対面での学内実習を行うことができました。
妊婦・産婦・褥婦と新生児の模擬事例は,
これまでに情報提供していたものを使用して行いました。
まずは,いつもの通り,自宅での個人ワーク。
助産診断(助産診断・助産目標・助産計画)の立案を行います。
学内実習開始時に,個人ワークを持ち寄り,グループで検討します。
検討したことを全体で共有し,いざ実践。
10月から始まる臨地での実習に向けて,
今回は,産婦を受け持った場合の朝の指導助産師さんへの調整場面から始まります。
既に,オンラインや対面での演習を行ってきていたので,
「私が行きます!」と,グループで決めた順番に学生が出てきます。
指導者さんからのより良く観察やケアをするためのツッコミ。
すぐに助産計画の修正をして,産婦の元へ。
迅速に,産婦の状況を判断します。
すぐに産まれそう状況か,まだ産まれそうにないか。
母体や胎児の生命の危機はないか?
すぐに産んでもらわないといけないか?
「あ、これはすぐに産まれそう」と,
分娩介助をする学生とサポートをする学生(直接介助者と間接介助者)が協力をして,
産婦さんの安全・安楽・安心にを意識して,ケアを実践しています。
陣痛を痛そうにする産婦にドギマギ。
6月の学内実習では,すぐに産婦に対して動けなかった学生たちも,
ドギマギしながらも,産婦さんへ声をかけ,産痛緩和をして関わりました。
産婦に関わりながら,助産診断をして,分娩進行の予測をしていきました。
シミュレーションが終われば、デブリーフィング。
診断の妥当性、観察の視点、産婦にとっての安全・安楽なケアができていたか?
を振り返りました。