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【地域文化コース】上水流教授が編集した書籍が出版されます

印刷用ページを表示する 2022年2月15日更新
 地域文化コースの授業を担当する上水流教授(専門:文化人類学)が編集を行った書籍『大日本帝国期の建築物が語る近代史-過去・現在・未来-』が2022年2月28日(月曜日)に勉誠出版から出版されることになりました。
 本書は,第日本帝国期の建築物が近年,一部の地域においてカフェやホテルに変貌したり,歴史遺産に指定されたりするようになっている状況を踏まえ,そうした建築物を人びとの価値観や歴史認識を映し出す鏡として捉えなおし,過去の植民地支配と今日のアジアと日本の問題を考える手がかりを示そうとする意欲作です。248頁からなる本書では,上水流教授が著した序言に続き,植民地建築をめぐる多様な問題が,文化人類学,建築学,観光学,建築史,思想史,メディア学など多角的視点から浮き彫りにされています。
 以下,本書を編集した上水流教授のコメントです。
「私には負の遺産に見えた植民地期の建築物が,なぜ現地で古蹟指定にされるのか。当時の建築物が如何に建てられ,現在どうなっているのか。さらに日本ではどうか。帝国期の建築物の保存,活用,破壊を通じて歴史認識を検討しました。」
 地域文化コースでは,文化人類学や歴史学,地理学,社会学,文学,語学,心理学などを専門とする研究者が在籍し,研究活動を精力的に行うとともに,そうした研究の成果を活用した学生教育を行っています。