地域文化コースの専門科目「観光まちづくり論研究」(3年次対象,担当:和田 崇教授)では,観光の歴史や産業,メディア,観光客のまなざしと行動,観光空間の形成といった基礎知識に加えて,温泉観光やフードツーリズム,フィルムツーリズム,聖地巡礼,ダークツーリズムなどの特徴や実践例を学んでいます。第15回目にあたる6月5日(月曜日)の授業では,それらの知識をベースに,現在進行形のプロジェクトを例に集客促進策を話し合うワークショップを行いました。
この日は,広島駅ビルの開発・運営を行う中国SC開発株式会社様とその業務を支援する株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ様から4名のゲストをお招きし,広島新駅ビル開発計画案についてご説明いただいた後,20名の受講生が完成後の広島新駅ビルへの集客促進策を話し合いました。そして最後には,中国SC開発株式会社の竹中社長から,学生たちが提案した集客促進策についてコメントをいただきました。
ワークショップに参加した学生からは,「今まで広島駅は遠くて長居できる場所ではないから行かないと考えていましたが,実際に何が欲しいか,何が足りないかを考えて,もしかすると実現するかもしれないと思うと,地域貢献をしているようで面白かった」,「授業で学んだ知識を使い,実際の施設デザインを考えるという実践型授業を行うことによって,さらに授業内容への理解が深まった」といった感想が出されました。
受講生によるワークショップ(アイデア出し)の様子
中国SC開発株式会社様による新駅ビル計画案のご説明