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【地域文化コース】鈴木教授編著『古地図で楽しむ広島』が出版されました
このたび,地域文化コース・鈴木康之教授編著の書籍『古地図で楽しむ広島』が風媒社から出版されました。本書は,広島・宮島・呉・尾道・福山・鞆など,瀬戸内海とともに発展してきた地域の歩みを古地図や絵図を糸口に探るもので,鈴木教授は本書全体の編集を行うとともに,「瀬戸内海沿岸における港湾都市のあゆみを読み解く」「吉田初三郎『廣島縣鳥瞰図』に見る昭和初期広島県の姿」などの執筆を担当しています。また本書は,鈴木教授のほかに9名の研究者が分担して執筆しており,その一人として本学宮島学センターの大知徳子特命講師も「名所絵図にみる宮島の町並み」を執筆しています。
鈴木教授は,本書のあとがきで「瀬戸内海沿岸地域における港湾都市の形成過程に焦点を絞ることによって,この地域の特質を描き出すことをめざした」と記しています。また,「多くの方々にこの本を片手に県内の港湾都市を歩き,広島県の魅力を再発見してほしい」とコメントしています。