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地域協働演習の第6回授業を「中国地方における情報技術教育の現状と課題」のテーマで7月28日と8月1日に実施しました。今回の内容は,中国地方で働く情報技術者の現状と課題を明らかにし,情報技術教育の観点から,IoTシステムの普及と拡大を支える人材育成について企業と協働して考察することとしました。まず7月28日は,学校教育現場(初等,中等)における情報(技術)教育の現状と課題について採り上げ,学習指導要領の改訂・改正に見る情報教育の変遷について学び,高等学校が抱えている喫緊の課題(新しい大学入試科目「情報I」への対応,情報科教員の不足など)について考えました。8月1日は,地元広島を拠点として組込みシステム等の開発とその開発環境構築に長年尽力されてきた株式会社アイ・エル・シー様でのIT人材育成の事例を紹介していただき,「企業における人材育成の実態」について学ぶとともに,学生のうちに備えておくべきことなどについて考えました。
講義資料の一部
2日目の講演の様子