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この記事では、不定期で生命環境学科環境科学コースの卒業生の声をお届けします。
今回は、中学校教員として活躍されている横内朝香さんです。橋本研究室(水質衛生学)で学んだことを生かして、お仕事をされています。
山口県の公立中学校に理科の教員として勤務しています。生徒会や教育相談を担当し、多くの生徒たちと関わりながら毎日を過ごしています。生徒たちの成長を実感し、支えていくことができる仕事でとてもやりがいを感じています。
部活動は卓球部を担当しています。初めて経験する競技でしたが、一人ひとりが輝くことのできるスポーツで、新しい魅力を発見することができました。
理科を担当しているため、研究で身に付けた実験操作などは、生徒に教えるときにとても役にたっています。また、研究を通して学んだ、実験の過程や結果についての考察方法などは、授業でも生徒に考えさせる上で役に立っています。元々人前に立つことが苦手でしたが、学会発表などの経験を通して、鍛えられたように思います。
また、橋本先生には多くのことを教えていただきました。中でも、「大きな目標を忘れずに細部に目を配ること」という言葉を大切にしています。目の前のことへ集中することは大切ですが、目の前のことにとらわれすぎて、大きな目標を忘れてしまっては、成功や失敗から得られるものが変わってくると思います。その考え方は、今現在も働きながら忘れないよう心にとどめています。
中学の卒業論文で、発酵食品の研究を行い、微生物に興味をもち始めました。その後、水を浄化することができるなど、微生物の有用性を知り、大学では、特に水に関連する微生物の研究を行いたいと考えたため、環境科学科を志望しました。
研究室での生活がとにかく楽しかったです。鍋パーティーをしたり、誰かが誕生日のときはケーキを買ったりと研究以外の思い出も多くあります。庄原キャンパスは、みなさんとても温かくアットホームな雰囲気で、授業や研究などとても楽しく過ごせました。小さなキャンパスだからこそ、温かな交流が多いように感じます。
また、アルバイト先でもとても良くしていただきました。地域の方との交流も多いのは、庄原キャンパスならではと思います。
庄原キャンパスで学んだことや体験したことは、私にとって大きな宝物です。地域に根ざした大学だからこそ、大学の先生や仲間、地域の方々などと密に関わることができ、その優しさにたくさん助けられました。庄原での生活を今でも懐かしく思い出します。ぜひ庄原キャンパスへ!!
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生物資源科学部生命環境学科環境科学コースの橋本研究室では水質衛生学の研究をしています。ご関心のある方はぜひウェブサイトをのぞいてみてください。
・橋本教授