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Q1 どんな研究をしているの?
私たち4年生6名が所属している細胞機能制御学研究室(齋藤研究室)では、「老化」、「がん」、「皮膚」の3つをターゲットとした研究を行っています。「喫煙をするとがんになりやすい」、「紫外線を浴びるとシミができる」といった話を聞いたことがあるかと思いますが、こういった現象には活性酸素と呼ばれる分子が関与しています。活性酸素は、喫煙や飲酒、紫外線、ストレス等によって体内で発生し、これが酸化反応(体を錆びさせる)を過剰に起こすことにより、老化や様々な病気の原因となることが知られています。
私たちは、老化やがん、皮膚(しわ・シミ)と活性酸素の関連性の解明や、活性酸素を除去する化合物(ビタミンC、ポリフェノール等)を用いた、老化やがんの抑制、スキンケアに関する研究を行っており、人々の健康長寿に貢献することを目指しています(詳しくは研究室HPをご覧下さい)。3年生からはじまる卒論研究では、一人一つのテーマが与えられ、それぞれが日々研究に打ち込んでいます。本年度の研究室は大学院生も含め14名、コロナ禍のため研究室内イベントなどは難しい状況ですが、日々の研究を通じて先輩、後輩、同級生間の親睦も深めています。
Q2 庄原ってどんな場所?
庄原市内は学生向けのアパートが多く、いわゆる学生街となっています。アルバイトも県大生が中心となっているため、本当にいろんな場所で県大生と遭遇します。そのため、学生間での交流が多く、仲はとてもいいです。大学だけではなく、アルバイト先で知り合って友達になり、そこから人脈が広がることも多くあります。近くにスキー場やキャンプ場もあるため、週末にキャンプやスキーなどアウトドアを楽しむこともでき、地方ならではの魅力もたくさんあります。
【学生目線からの情報】 研究室内アンケートより
「物理選択者が生命科学系の大学に進学して大丈夫ですか?」とよく質問されますが、研究室メンバーの3人に1人は高校時代に物理を選択しています。県大では高校時代未履修者をサポートする科目が用意されていたり、生物基礎や物理基礎の範囲もカバーしつつ授業が行われたりなど、高校時に科目を選択していなかった学生でも学びやすい授業体系となっていますので、安心してください。
県大には多くの部活動・サークルがあり、研究室メンバーもそれぞれ思い思いの部やサークルに所属しています。参加することで人脈が広がることは勿論、大学時代の楽しい思い出として残る活動ができると思います。大学では掛け持ちできるため、興味のある部活動・サークルには積極的に参加してみてください!
〇齋藤研究室について
*撮影時のみマスクを外しています
生命科学コースの過去紹介記事も是非ご覧ください
学生によるキャンパスライフの紹介【生命科学科4年 沖本成美】阿部研究室
学生によるキャンパスライフの紹介【横山可林、高田捺希、和田侑季】稲垣研究室
学生によるキャンパスライフの紹介【生命科学科4年 中田朋花】伊原研究室
生命科学コースHPには過去の記事のバックナンバーもあります。