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【生命科学コース】2年生実験で緑藻クラミドモナスの観察

印刷用ページを表示する 2025年12月4日更新

 11月7日、27日、28日と3日間にわたって、八木研究室が2年生向けの基礎生命科学実験を担当しました。

 この実習では、緑藻クラミドモナスを実験材料として、鞭毛を使って細胞が遊泳する様子を光学顕微鏡を使って観察しました。クラミドモナスには、多種類の鞭毛運動異常変異株が得られています。実習では、その運動の違いを観察して、鞭毛内部にある各部品の機能を考察しました。

 細い鞭毛をきれいに見るためには、光学顕微鏡の調節が欠かせません。実習では、そのコツを伝授しました。ちょっと調節するだけで「見え」はだいぶ違うことが実感できたことでしょう。 研究室配属後も、しっかりと調節して、細胞を「よく見て」くださいね!!

 

当日の実験の様子
顕微鏡で観察した一例を紹介します。
クラミドモナス(図の上)には、プラス株とマイナス株がいて、それらは接合(原始的な受精)します。まず、それぞれの細胞が鞭毛で接着したのち、細胞が融合して、一時的に鞭毛が4本になります(図の下)。2時間ほどで、鞭毛は短縮して硬い殻をかぶった接合子となります。

2つの細胞が鞭毛で接着する様子を動画にもお示しします(動画は下記にリンクされています)。
クラミドモナスの接合の観察

 

 

本実験は、八木研インスタグラムにも掲載しています。