<研究室紹介> CO2排出量などの環境影響を見える化する(小林研究室)
私たちの生活において、「二酸化炭素(CO2)排出量の削減」や、「廃棄物の削減」などのキーワードは、耳にする日が無いことがないくらい、ありふれています。ニュースで耳にすることはもちろんですが、スーパーに買い物に行ったら商品にCO2のマークがついていたり、電車に乗ったら「この電車は従来の電車の○○%のCO2で走っています。」と表示されていたり、いろいろなところに環境情報があります。
ところで、そうした情報は、いったい、どのように算出されているのでしょうか…? また、算出された結果は、いったい、どう読み取り、循環型社会の構築に役立てればよいのでしょうか…?
小林研究室では、CO2排出量などを見える化(数値化)する、ライフサイクルアセスメント(LCA)手法などを活用して、 様々な対象(製品、サービス、システム等)の環境負荷削減策について、数値解析を通して検討し、循環型社会の構築に役立てる研究を行います。 また、環境影響評価において、その土台となる評価手法や、評価に用いるデータベースの研究・開発なども行います。
研究成果は社会で広く活用されており、評価に用いるバックグラウンドデータベースについては、我が国最大級のデータベースIDEAに成果が反映されています。なお、IDEAはカーボンフットプリントなどの原単位にも採用されています。評価の方法については、特に建築分野を対象として分析しており、その成果の多くが「建物のLCA指針」で活用されています。更に、こうしたデータベースや評価手法をもとに、大東建託様をはじめ、多くの建設事業者様、建材メーカ様、自治体様などと共同研究を実施し、より低環境負荷なモノづくり・仕組みづくりに貢献しています。
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