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9月11日、12日に九州大学で開催された「日本地理学会2026年秋季学術大会」に参加し、「カウントデータに基づく次元削減による都市施設アクセシビリティの空間構造分析」という題目でポスター形式の発表を行いました。
近年、人口減少や市町村合併に伴って公共施設や商業施設が再編され、住む地域によって施設への行きやすさ(アクセスのしやすさ)に大きな差が生じています。そのため、地域の暮らしやすさや街の特徴をエリアごとに整理・把握することは、今後のまちづくりや地域政策において欠かせない課題です。
本研究では静岡県浜松市を対象に、各住宅エリアから「徒歩30分圏内で行ける施設(商業・医療・公共など42種類)」がいくつあるかを細かく算出しました。さらに、「施設数」というデータの特性に適した統計手法(ポアソン主成分分析)を活用し、施設の種類を大雑把にまとめることなく、細かな特徴を残したまま膨大なデータを要約・分析しました。これにより、中心市街地・郊外・観光エリア・山間地域それぞれにおける施設の充実度や交通の便の違いを、分かりやすくグループ分けして地図上に見える化した結果を報告しました。
学会への参加は今回で3回目であったこともあり、これまでよりも緊張せず落ち着いて発表することができました。地理情報システム(GIS)や地域分析に関心を持つ専門家や学生の方々に発表を聞いていただき、次につながるアドバイスや質問をいただくことができました。質問にも比較的スムーズに受け答えすることができ、質疑応答を通じて自分では気づけなかった分析の視点や、今後の空間分析における課題を整理する貴重な機会となりました。さらに、自身の発表だけでなく、他の参加者によるポスター発表や一般講演も聴講しました。地理系の学会ならではの幅広い分野の研究に触れ、非常に大きな刺激と知見を得ることができました。
今回の学会参加を通して、自身の研究に対する理解をより深めることや新しい視野を学ぶことができ、大変有意義な時間となりました。いただいたご意見や学びを今後の研究活動に生かし、修士論文の執筆や研究のさらなる発展につなげていきたいと思います。
なお、この発表に係る費用(学会参加費・旅費)の一部は、本学の大学院学生研究活動支援助成を受けております。貴重な体験をする機会を与えていただき、心より感謝申し上げます。
