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助産診断・技術学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲは、助産師としての基本を学び、
実践的な力を養うための大切な授業です。
それぞれの科目で、妊娠期・分娩期・産褥期から育児期にかけて、
女性と赤ちゃんを支える専門知識と技術を段階的に深めていきます。
妊娠期における助産師の支援を学びます。妊婦さんの健康上の課題やニーズを理解し、
身体的・心理的・社会的側面を含めて全人的にとらえる力を身につけます。
妊娠期の安全性と快適性を確保する支援について、基本から学びます。
分娩期を中心に、正常分娩の介助技術と、さまざまな分娩方法について学びます。
分娩の進行を見守り、母子が安全で安心できるように支援するための知識と技術を磨きます。
さらに、正常からの逸脱を早期に発見し、応急的な処置を行うための力も育みます。
褥婦・新生児、そして育児期の母子を対象に、助産診断とケアを学びます。
母子の経過を正しくアセスメントし、適切なケアを選びながら、
家族全体の健康教育を行う力を養います。
正常な経過からの逸脱を予防し、早期に気づくための診査・支援の知識と技術も身につけます。
これらの授業では、事前に自分で事例の助産過程を考え、
授業中にはグループで話し合いながら学び合います。
こうしたディスカッションを通して、知識を深め、助産師としての視点を広げていきます。
助産診断・技術学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲは、助産師としての基本を学ぶ大切なステップです。
助産診断をした上で、各期のタスク・トレーニング、シチュエーション・ベースド・トレーニング
を行います。
母子のいのちを守り、成長を支える仕事の魅力と責任を実感しながら、
実践力を育んでいきましょう。