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助産学専攻科では、新生児蘇生法「専門」コース(NCPR)の講習会を
カリキュラムの中に組み込んでいます。
この授業は、「助産診断・技術学演習Ⅲ」の科目の中で実施しています。
この科目では、褥婦・新生児、育児期の女性と乳幼児を対象に、
助産診断を行うために必要な基本的知識と技術を学びます。
助産師は、正常な経過を支える専門職であると同時に、
母子の急変時には迅速に対応する力も求められます。
そのため、本授業では新生児の急変時に必要となる知識と技術について、講義と演習を通して学びます。
新生児蘇生法(NCPR)は、日本周産期・新生児医学会が中心となり、
「すべての分娩に、新生児蘇生法を習得した医療スタッフが新生児の担当者として
立ち会うことができる体制」の確立を目指して普及が進められているプログラムです。
助産師にとっても、分娩の場で新生児の安全を守るために重要な知識と技術となります。
令和7年度の新生児蘇生法「専門」コースは、
2025年9月3日(水曜日)にサテライトキャンパスひろしまで実施しました。
このコースでは、プレテストとポストテストが実施されるため、
学生たちは事前学習を行い、授業前から学生同士で内容を確認し合う姿が見られました。
当日は、プレテストと基本的知識の講義の後、新生児蘇生法の基本手技の練習や、
シナリオを用いた演習を行いました。
演習は、臨床で新生児蘇生法のインストラクターとして活動している看護師と、
インストラクター補助の教員が担当しました。
学生たちは実際の分娩の場面を想定しながら、新生児の状態を評価し、
必要な処置を判断する練習を重ねました。
授業の最後にはポストテストが実施され、今年度は学生全員が合格しました。
シミュレーション演習を通して、知識だけでなく、
状況に応じて判断し行動する力を身につけることができました。
今回の学びは、将来、分娩の現場で母子の安全を守る助産師としての実践力につながっていきます。
助産学専攻科では、講義だけでなくシミュレーション演習や臨床の助産師との学びを通して、
実践力のある助産師の育成を目指しています。


