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生命環境学部の研究室では、プロの研究者と同様の研究姿勢が求められます。学部生といえども同様です。研究に休みはありません。
生命環境学部では3年次の春から4年次にかけ、2年間フルに卒業研究を行います。これは全国でも珍しい制度です。2年間をかけた研究は大変充実したものになり、その過程で大学院進学等に必要な研究力が養われます。実践的な研究能力に裏打ちされた知識は、大学院で最も必要とされるものです。また研究室という一つの社会・家族のなかで2年間生活することで、社会人として必要な協調性や社会性も身に付きます。
そんな生命環境学部では昨年末、多くの研究室が27日まで研究を続けたようです。そうした研究室が集まり、1年間の打ち上げを行いました。庄原キャンパスでは普通の光景ですが、こんな年末までこれだけの学部生が残って研究を続けていることに驚かされました。
会場では、各自が一皿食べ物を持ち寄り、全員でシェアしながら1年間の成果や苦労話に花を咲かせました。一旦会場をぬけて実験に戻る学生もいます。今年のメインイベントはスペイン産生ハム「原木」。大学院生が職人気質を発揮し、見事薄切りにしました。
年が明けると2年間の集大成、卒業研究発表や、大学院学生の成果発表も行われます。年末年始も帰省せず、論文執筆にあてた学生も多かったようです。他学部では前年度までに卒業研究発表を終わらせることもあるようですが、生命環境学部(来年度から生物資源科学部)では、2月中旬の卒論発表まで(場合によっては卒業式直前の3月下旬まで!)とことん学生の面倒を見ます!