ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 庄原キャンパス > イチョウ並木に花

本文

イチョウ並木に花

印刷用ページを表示する 2015年1月20日更新

イチョウ並木に花

 キャンパス駐車場沿道のイチョウ(Ginkgo biloba)に花が咲いています。雌雄異株でそれぞれに雌花(写真上)、雄花(写真下)がつきます。風媒花で花弁はありません。
イチョウ雌花
イチョウ雄花
 イチョウは”生きた化石”といわれ、仲間はジュラ紀に繁栄しましたが、その後現生種を除いて絶滅しています。起源が古いこともあってかわった特徴もあります。雌花の胚珠に花粉が到達すると、花粉室内で発芽して2個の精子となり、その1個が卵細胞と受精して種子に発達します。平瀬作五郎(1896) 博士によって発見されたものです。
 また、近年の研究ではイチョウの葉に脳疾患に効くとされるフラボノール配糖体が見つかっており薬用植物としても有名になっています。
 中国語名の「公孫樹」は、種子をまいても実が稔るには孫の代までかかるということから。
 キャンパスで最も大きなイチョウ(雄株)は前身の広島県立大学が開学した時に(平成元年)に、そのまた前身の県立農業短大(東広島市)から移植したもので、雷にうたれ主幹を失いずんぐりとした樹形となっていま
イチョウの黄葉