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生命環境学部では、クリッカーシステムを講義に取り入れて、学生の理解度の向上に努めています。クリッカーシステムとは、受講生からの回答をリアルタイムで集計して即時に結果を表示することのできるシステムで、日本の教育機関でも少しずつ取り入れられ始めています。専用の端末を使うことなく、学生のスマートフォンからリアルタイムで答えを入力できる新しいシステム(Kéndai Pochi)を生命科学科の菅准教授が開発しました。Kéndai Pochiは平成28年度のファカルティディベロプメント(FD)事業に採択され、生命科学科のみならず、環境科学科の教員もその成果を利用しています。生命環境学部では、このような新しい教育システムの開発も行っています。なお、Kéndai Pochiは東京情報大学の大見博士らが開発したオリジナルソフトウェアを独自に改良・機能拡張したものであり、開発にあたっても博士らのご協力をいただきました。
図. 生命科学科の講義科目「分子進化発生学」における、クリッカーシステムを用いた受講生の回答のリアルタイムな集計。これにより、受講生の理解度を教員が即座に把握しながら講義を進めることができ、受講生もその学習レベルに応じた教育を受けることができる。このような選択肢形式の問題だけでなく、自由回答形式の質疑にも対応している。
成果の一部は、5月24日の学内でのFD活動促進事業成果報告会で発表されました。