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【健康科学科】戦国期毛利氏の饗応食の試食会を三原市で行いました

印刷用ページを表示する 2019年2月28日更新

 健康科学科の4年生7名,3年生6名,修士課程人間文化学専攻の学生3名の計16名が,戦国期毛利氏の饗応食を再現し,毛利氏が戦国大名として支配していた安芸高田市,北広島町,三原市での観光面,文化面,教育面での活用を目指しています。

 饗応食の再現において,典拠とした史料「元就公山口御下向の節饗応次第」には,1549年,毛利元就が次男吉川元春,三男小早川隆景を伴って,山口の大内義隆を訪問した時の約20回の饗宴のうち6回分の献立が記録されています。このうち、3月5日に毛利氏が大内氏に用意した饗宴の献立(三膳十献)について,毛利氏に仕えた玉木吉保が記した「身自鏡」の記述等を参考にして、昨年11月に再現を試みました。

 その後,改善を重ね,1月28日に,道の駅みはら神明の里(三原市)において,三膳十献のうちの五品の試食会を開催しました。その様子は,新聞やテレビ等,多くのメディアでご紹介いただきました。ご支援いただいた皆様,ご試食していただいた皆様,ありがとうございました。

 3月20日には,これまでの研究の成果を,さらに改善を重ねた饗宴の献立(三膳十献)の再現と,現代風に盛り付けた毛利家御膳・毛利家弁当の提案とともに,県立広島大学において報告します。

 また,3月23日に三原市芸術文化センター・ポポロで開催される,三矢の訓連携協定締結3周年記念事業「三矢の訓対談」で,毛利家,吉川家,小早川家のご当家の方々に披露するとともに,ご来場の皆様にご試食いただく予定です。

(問い合わせ:三原市観光課 0848-67-6015)

 私たち「毛利食再現プロジェクトチーム」は,引き続き戦国期毛利氏の饗応食の研究に取り組んでいきます。