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【生命科学コース】がん細胞に対する白金ナノコロイドと水素の併用による効果を報告(齋藤教授)

印刷用ページを表示する 2021年7月7日更新
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齋藤教授(細胞機能制御学研究室)の論文がFree Radical Research誌に掲載されました。

Combined treatment with dissolved hydrogen molecule and platinum nanocolloid exerts carcinostatic/carcinocidal effects by increasing hydrogen peroxide generation and cell death in the human gastric cancer cell line NUGC-4.

Saitoh Y, Kawasaki N, Eguchi N, Ikeshima M.

Free Radic Res. 2021, 55(3):211-220. 

doi: 10.1080/10715762.2021.1902514. 

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日本語タイトル:分子状水素と白金ナノコロイド*の併用は過酸化水素と細胞死の増大によりヒト胃がん細胞NUGC-4に制がん/殺がん効果を発揮する

 

齋藤研究室では水素分子と白金ナノコロイドの併用によりマウスのがん細胞に対して増殖抑制、細胞死誘導効果が見られることを発見し、以前報告していました(Free Radic Res. 2016;50(4):385-95.)が、ヒト細胞においても同様の効果があるのか、また正常な細胞への影響については不明でした。そこで、今回の研究では、ヒト由来のがん細胞(胃がん、白血病由来)を用い、水素分子と白金ナノコロイドの併用が、がん細胞増殖抑制、殺傷効果を示すこと、正常細胞には比較的影響が少ないことを新たに見出しました。また、がん細胞に対する効果のメカニズムとして、過酸化水素を介したDNA合成の抑制や細胞死が関わっていることも明らかにしました。研究は、水素を水溶液中に高濃度溶存させる装置を開発した広島化成株式会社(本社:福山市)の協力のもと、生命システム科学専攻の川崎奈穂さん、池島実さん、生命科学科の江口奈摘さんらが在学中に進めた研究成果が今回の発表へとつながりました。

本研究の一部は、JSPS科研費20K11627の支援によって行われました。

 

用語解説

*白金ナノコロイド:白金(プラチナ)を2 nmサイズという超微粒子(コロイド)化にしたナノマテリアルと呼ばれる素材の1つ。触媒や還元作用などの効果が報告されており、医薬化粧品、食品分野などでの利用が進みつつある。ナノ(n)は10-9メートル(1メートルの10億分の1)。

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