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【日本進化学会年大会 第28回名古屋大会 参加報告】
総合学術研究科 生命システム科学専攻
博士課程前期1年 小寺理芳 (菅研究室)
日本進化学会は、分類学、系統学、古生物学、発生学、遺伝学、行動学、生態学など、様々な分野の研究者が集い、専門分野の枠を越えて進化について議論することを目的とした学会です。第28回名古屋大会において、「動物免疫細胞分化制御遺伝子CEBPの多細胞性進化前の機能」という演題でポスター発表を行いました。

若い会員が多く、参加者の服装も含め、自由な雰囲気です
本研究では、動物において、免疫細胞の分化に重要な役割を果たす転写因子であるCEBPに着目しています。
動物に最も近縁な単細胞生物(単細胞ホロゾアと総称されます)の一種であるカプサスポラ(大食漢の胞子、というラテン語とギリシャ語に由来する学名です)には、細胞性免疫というシステム自体がありません。それにもかかわらず、なぜか2種類のCEBPを持っています。これらがどのような機能を持つのかを明らかにすれば、動物の免疫機構の起源に迫る成果となります。その研究成果の一部を発表しました。
今回の学会参加では、自身の発表に対して様々な視点からの質問や意見をいただき、活発な議論を交わすことができました。また、関連分野の様々な講演も聴講し、専門領域や生物種の垣根を超えた幅広い知見を得ることができました。
進化学会はそれなりの規模を誇る学会ですが、皆が好きなことをやっているという仲間意識のためか、医学系の学会とは違い、有名な大先生であろうが、駆け出しの院生であろうが、フラットな立場での意見交換が行われます。
こうした学びや、築いた人間関係を、今後の研究活動に積極的に活かしていきたいと思います。
(この発表に係る学会参加費・旅費の一部は、本学の大学院学生研究活動支援助成を受けました)