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【研究活動支援】博士課程後期の友岡佑太さんが国際学会で研究成果の一部を発表しました

印刷用ページを表示する 2026年6月10日更新

【研究活動支援】博士課程後期の友岡佑太さんが国際学会で研究成果の一部を発表しました

※この発表に係る費用(学会参加費等)の一部は、本学の大学院学生研究活動支援の制度により助成を受けています。

2026 Australian Pain Society 46th Annual Scientific Meeting でポスター発表を行いました。

【発表タイトル】
Preoperative factors associated with nociplastic pain features at one year after total knee arthroplasty

【発表者からの報告】
2026年4月19日から22日にかけて、オーストラリア・アデレードのAdelaide Convention Centreで開催された 2026 Australian Pain Society 46th Annual Scientific Meeting(APS2026) に参加し、研究成果の一部をポスター発表してきました。本学会は、疼痛に関する基礎研究、臨床研究、教育、実装研究を含む多職種・学際的な国際学会であり、医師、理学療法士、看護師、心理職、基礎研究者など、疼痛医療・疼痛研究に関わる多くの専門家が参加する学術集会でした。APS2026は4日間にわたり、プレカンファレンスワークショップ、基調講演、シンポジウム、口述発表、ポスター発表などが行われました。

今回、私は研究成果として、人工膝関節全置換術後1年時における痛覚変調性疼痛の特徴と術前因子との関連について「Preoperative factors associated with nociplastic pain features at one year after total knee arthroplasty」というテーマで発表しました。発表はポスター形式で行われ、海外の研究者や臨床家から、疼痛メカニズムの分類方法、術前評価項目の臨床的意義、人工膝関節全置換術後の慢性疼痛に対する理学療法の役割などについて質問やコメントをいただきました。

また、APS2026では、疼痛を生物医学的側面のみから捉えるのではなく、心理社会的要因、神経科学的メカニズム、患者中心のケア、臨床実装の観点から包括的に理解する重要性が繰り返し強調されていました。

今回の学会参加を通して、人工膝関節全置換術後の残存疼痛に対しては、単に疼痛強度や身体機能の改善を評価するだけでなく、疼痛メカニズムに基づいた評価と介入を検討する必要性を改めて認識しました。また、術前から心理的要因や身体知覚異常、中枢性感作関連症状を評価することは、術後に疼痛が遷延しやすい患者を早期に把握し、個別化されたリハビリテーションにつなげるうえで重要であると考えられました。

今回の国際学会で得られた知見や議論を、今後の研究活動および臨床実践に還元していきたいと考えています。

最後になりましたが、本学会への参加にあたり、ご指導いただきました西上智彦教授をはじめ、県立広島大学保健福祉学専攻の先生方、ならびに関係者の皆様に深く感謝申し上げます。また、参加に際して大学から研究活動支援に関する助成金を受けることができたことも、金銭的に大変助けになりました。
このような貴重な機会をいただいたことに心より御礼申し上げます。



文責:保健福祉学専攻 博士課程後期3年 友岡 佑太

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             指導教員と撮影