3年次前期科目 物理療法学Ⅱのオンライン講義の様子を紹介します
新型コロナウイルス感染拡大防止のため,本学では前期科目をすべてオンラインで実施しています。
今回は3年次前期科目「物理療法学Ⅱ」のオンライン講義の様子を紹介します。
物理療法は,水,熱,光,電気,徒手などの物理的手段を用いた治療手段であり,患部の疼痛や循環障害を改善することを目的として実施します。
本講義では,実際の物理療法機器を用いて温度や出力の適正値の設定や適応,禁忌などを実技を通して学修しますが,オンライン講義では学生同士での実技は実施できません。
そこで,オンライン講義では教員が実技の様子をライブ配信しています。今回は超音波療法の目的と適応,方法,リスク管理について学修しました。
学生はモニターを通して患者役の教員とコミュニケーションをとりつつ,理学療法士役の教員に治療手順を指示しています。教員は学生の指示通りに実技を行いながら,適切補足・修正を行うという双方向性の学修がなされています。
今回はカメラ2台分の映像を配信し,機器の操作パネルと患者への治療風景とを同時に確認できるように工夫しました。
オンライン講義での実技演習は,学生も教員も初めての試みなので慣れないことも多いですが,少しでも学生の理解が促されるよう今後も工夫して取り組んでいきたいと思います。