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新型コロナウイルスの影響で,作業療法学科においても総合臨床実習が中止となり,その代わりに学内演習が実施されています。四年生にとって総合臨床実習とは,これまでの学修の集大成となるとても大切な経験による学びの機会です。
しかし,それができない!!(涙)
でも,だからといってそのままコロナに屈するわけにはいきません。「今できることをやろう!!」それを合言葉に,学内演習としてオンラインによる演習を続けてきました。
今回,学内演習の総まとめとして,8月17日~8月28日の2週にわたって,特別講演を実施しています。
今回の特別講演では,行われる予定であった総合臨床実習施設の実習指導者の先生方のお力添えをいただき,16施設のご協力をいただき実施しています。
内容は,作業療法プロセスについて,作業療法士の一日のスケジュールについて,などを中心に,病院の特色,多職種連携の実際,地域連携システム,卒後教育制度,など様々な内容をお話しいただきます。資料には,画像や動画も盛り込まれており,自宅にいながら臨床の現場をイメージできる内容になっています!!ご講演いただいている先生方のご尽力に感謝します。
自宅に居ながらにして,実習指導者の先生方の臨床の経験を追体験する。県立広島大学作業療法学科では,グループワークや対話,ロールプレイ,地域プロジェクトなど,普段の授業から,想像したり,創造したり,表現したりと単なる座学ではない体験型の授業を多く取り入れています。そんな経験を持つ学生だからこそ,今回のご講演を聴くことで多くの学びにつながったことだと思います。
「できない」から「する」へ!!
「する」ことが次の学びにつなげてくれます。学びの集団になっていきます。なにより,自分自身が学ぶ存在になります。コロナを経験したからこそ,チャレンジできる新しい学びの形。今だからこそ,こんな時だからこそ,新たな試みに取り組んでいければいいですよね。本学の実習指導者の先生方,お忙しい中貴重なお時間をいただき,本当にありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。