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三原キャンパスでは,海外約10か国から,150名程度の参加を予定している「アジア太平洋プレイバックシアター大会2017」が平成29年11月3日~5日に開催されます。
アクティブラーニングや国際交流を推進している本学としては,この機会を活用し,本学の学生が海外から大会に参加する方々に対して,会場の案内や通訳などができるように,英語力養成のためのワークショップを開催しています。学生たちは,ワークショップの中で異文化の理解や英語力・コミュニケーション力などの向上に取り組んでいます。 また,本学の留学生が,学内・三原市内の案内表示について,外国人の視点による環境評価調査を行う予定で,改善提案することにより,海外から訪れる人の受入環境の整備に貢献します。
8月25日(金曜日)に三原キャンパスで開催された第2回ワークショップでは,第1回から講師として参加していただいている宗像佳代さん,小森亜紀さんに加え,シンガポールからプレイバックシアターのスペシャリストを講師に迎え,すべて英語でプレイバックシアターの技法を学びながら,英→日,日→英の通訳トレーニングをしました。 保健福祉学部理学療法学科,作業療法学科,コミュニケーション障害学科(三原キャンパス)や人間文化学部国際文化学科(広島キャンパス)の学生・教員が約20名参加しました。
【講師】Cheng Seow Wee (Michael) Centre for Playback Theatre役員会副会長。 世界各国で研修講師を務める。
【講師】宗像佳代さん 【講師】小森亜紀さん スクールオブプレイバックシアター日本校校長。 スクールオブプレイバックシアター日本校講師。 海外でも研修講師を務める。 作業療法士。 著書「プレイバックシアター入門」(明石書店) 宗像さんに次ぐ日本のプレイバックシアターのリーダー。
ウォームアップの様子。 普段は会うことのない他キャンパスの学生と話ができました。
日→英,英→日の通訳に全員が挑戦しました。
クロージング。 通訳をすることに難しさを感じながらも,充実した経験になりました。 また,アジア太平洋プレイバックシアター大会2017での案内や通訳に取り組む意欲がますます高まりました。
【参加した学生のコメント】
・実際に通訳をしてみたことが有益でした。普段の読解の和訳とは異なり,会話をさえぎって訳さねばならず,さえぎるタイミングが難しかった。また,初めて会った人々と会話ができ,それも貴重な経験になった。自分の英語力をさらに向上させたい。
・英語に対して「怖い,できない」と思わなくなった。自分なりの表現で話せばわかってもらえたのでうれしかった。
・いざ自分の番になると,言葉が出なくて不安になった。通訳を行うタイミングなど,プレッシャーのかかる場面を経験しなければわからないことだと思う。
・自分がどのくらい話せないのかがわかり,もう一度英語を勉強したいというモチベーションにつながった。参加できて本当によかった。
・日頃の学生生活では,なかなか自分から進んで発表するという機会がないので,本当に毎回参加してよかったと思える。
・日本語を英語に通訳するのは初めてだった。話者の言ったことを確実に訳せるようになりたいと感じた。
今後,英語のトレーニングを重ね,第3回ワークショップを10月頃に開催する予定です。
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