3年次生前期科目 内部障害理学療法学Ⅰ特別講義 「循環器理学療法 心不全のリハビリテーション」(5月27日開催)
講師として,金井香菜先生(広島大学病院心不全センター・診療支援部リハビリテーション部門)をお招きし,「循環器理学療法 心不全のリハビリテーション」について特別講義を開催しました.
総合臨床実習Ⅰが終了して大学に戻ってきた4年次生も聴講しました.
まず,講義にて心不全の病態,症状についてや心臓リハビリテーションを実施する上での注意点などについてお話頂きました.
金井先生は本学の前身である広島県立保健福祉大学の卒業生であり,講義中も学生時代のエピソードやご自身のキャリアデザインに対する考え方などについて,時に学生の考えを引き出しながらお話されていました.
講義の中盤では心不全の模擬症例について,治療方針やリスク管理で気をつけること,心臓リハビリテーションの内容などについてグループ毎に検討を行うという課題を提示して頂きました.
グループ演習の時間は30分!
グループ毎に演習の進め方を決めて,行動開始です.
図書館や情報処理演習室で必要な情報を調べるグループや,調べた内容をもとに金井先生へ質問を行うグループなど,グループ毎に時間内で可能な限り模擬症例の検討を行っていました.
4年次生も実習での経験を振り返りながら,グループ内で討議を重ねていました.
グループ演習後,検討内容について発表し意見交換を行いました.
4年次生の発表では実習での経験を踏まえた内容になっており,3年次生は先輩方の着眼点や方針などを聞き漏らさないようにメモを取っている姿も見受けられました.
高齢化の進展に伴い,臨床実習においても心不全を合併した症例を担当する機会も増加しています.
今回の特別講義で得た知見や経験は,今後の実習や理学療法に従事する上で貴重なものになると思います.
今後もさらに学修を深めていって欲しいと思います.