3年次生前期科目 骨関節障害理学療法学Ⅰ特別講義 「人工膝関節置換術後の理学療法」(5月30日開催)
講師として,今年度も一昨年,昨年に引き続き,清水・ミシェル・アイズマン先生(本学名誉教授)と島田昇先生(広島大学病院診療支援部リハビリテーション部門)をお招きし,「人工膝関節置換術後の理学療法」について特別講義を開催しました.
総合臨床実習Ⅰが終了して大学に戻ってきた4年次生も聴講しました.
まず,清水先生の講義では変形性膝関節症および人工膝関節置換術後の理学療法について,その概要とご自身の経験も踏まえたお話をしていただきました.
次に,島田先生の講義では主に人工膝関節置換術後の理学療法について,現在用いられている術式や術後理学療法の注意点等について,実例を交えながらお話をして頂きました.
島田先生は本学の前身である広島県立保健福祉大学の卒業生でもあるため,学生時代のエピソードも交えた講義内容となっていました.
術後の膝関節の動きの違いや,関節可動域制限の制限因子などについて,弾性包帯を用いた実技を交えて講演を展開して頂きました.
また,インプラントの違いによる関節運動の違い等,最新の知見についてもお話し頂きました.
臨床実習において,多くの学生が人工関節置換術後の症例を担当します.
今回の特別講義で得た経験は,今後の実習や理学療法を行っていく上で貴重なものになると思います.
この経験を糧に,さらに学修を深めていって欲しいと思います.