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学修支援アドバイザーは、在学生を対象にした学修支援のしくみであり、研修を受けた在学生が後輩の学修支援を行っています。
学修支援アドバイザーの山口真奈美さんに,1年生で履修する「児童家庭福祉」の授業について紹介してもらいました。
科目名:児童家庭福祉
担当教員:志賀信夫
履修時期:1年生 Q3,Q4
科目の位置づけ:地域生活の基礎となる科目
児童の定義や、児童福祉法の概要などの基本的な知識をはじめ、女性の社会的不利や児童虐待といった社会問題にも幅広く目を向けて学べる授業です。ゲストスピーカーの方にお越しいただいて、実体験に基づいた特別講義もしていただきました。また、「貧困とは何か」など言葉の意味を再考することで、子どもの生活課題に対応する際の基礎的な考え方を身に着けます。
授業の中では、先生が提示した課題に対して周囲の人とディスカッションを行います。また、少人数グループで「女性の社会的不利に関して」などのテーマに沿った資料を制作し、全体に向けた発表も行いました。後半の授業では、国家試験の過去問に挑戦し、復習しながら知識の定着を図ります。
この授業では、子どもの生活にかかわる課題や福祉的な支援を少しずつ丁寧に学んでいきます。特に印象に残っているのは先生の興味深い経験談です。私は授業開始当初、法律や制度などを覚えるのは難しいという印象を持っていましたが、先生が体験談を交え、かみ砕いて説明してくださるので、意欲的に学ぶことができました。
本講義では、児童にかかわる生活問題とそれに対するアプローチについて学びます。例えば、貧困、虐待などの生活問題をとりあげ、児童の権利や制度・政策をめぐる歴史と現代的到達点について学びます。さらにそこから、獲得した知識や情報をソーシャルワーク実践に繋げていくための学びを深めていきます。(科目担当教員:志賀信夫)