本文
2022年12月23,24日に応用音響研究会と超音波研究会との併催で行われた,「音響・超音波サブソサイエティ合同研究会」において,環境情報処理を研究する情報学分野の研究室に所属する学部4年生が研究発表を行い,表彰を受けました。
■発表タイトル:音声混合時における気導音・骨導音を利用したベイズ推定に基づく音声抽出法
■論文著者:田村雪菜(発表者),折本寿子,生田顕
■表彰を受ける賞:電子情報通信学会 音響・超音波サブソサイエティ 学生研究奨励賞
■学会Webページ:https://asj-eacom.acoustics.jp/ (12月研究会)
田村さんは,オンライン通話・会議が普及する環境下において,音声だけではなく骨導音(骨に伝わる音)を利用することで,音声認識ができる高音質な該当者の声のみを届ける仕組みを研究しています。その結果,多くの人がいる職場において,同時にオンライン通話・会議を別々の相手に対して行っている場合も,通話者のみの声が届き機密性に優れたオンライン通話環境を提供することを目指しています。
ポスター発表を行い,多くの研究者の方から質問を受けましたが,しっかりと研究成果を説明していました。4月からは本学大学院に進学し,更に研究を進めていくことに期待がかかります。