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8月7日(木曜日)に地域創生学部のオープンキャンパスが広島キャンパスで開催されました。本記事では来年4月に開設される情報学科(現 地域産業コース(情報分野))の当日の様子について紹介します。
まず、冨田哲治コース長から来年4月に新しく開設される情報学科についての紹介があり,入試の変更点などを説明しました。
次に,模擬講義(1)では「デジタルものづくり~プログラミング入門~」のタイトルで、宇野健准教授が、アプリの開発とアプリの活用について説明しました。まず、身の回りの例からアプリを活用する場面を説明した後、本学の卒業研究を紹介し,アプリを開発する目的と,実際に開発したアプリの機能,そして実際に運用した結果分かったことなどを紹介しました。
続いて、地域産業コース情報分野の4年生が、昨年度履修した授業科目「IoTシステム開発プロジェクト演習」で学習した内容を紹介しました。
最後に、模擬講義(2)では「音を出して騒音を消せるか?」のタイトルで、肖業貴教授が、能動騒音制御の原理とシステム構成およびその応用事例について紹介しました。
コース紹介 模擬講義1
学生による授業紹介 模擬講義2
会場の様子
地域産業コース情報分野の学生が授業や演習で利用する3つの言語(MATLAB、LEGO Mindstorms、Scratch)によるプログラミングを体験してもらいました。以下はそれぞれの授業概要です。
MATLAB体験講座
この講座では、MATLABを用いて音声のノイズをキャンセルするプログラムを作成しました。雑音を加えた参加者の皆さんの音声から、雑音除去を行いました。ノイズキャンセルフィルタを変更することで、ノイズのなくなり方の違いを体験してもらいました。
LEGO Mindstorms体験講座
LEGOではLEGO Mindstorms EV3を用いてScratchに似たプログラミング言語でプログラミングを行い、実際にロボットを動かしました。最初はロボットにHelloと言わせたり、1回転させたりと簡単なものでしたが,ボタンを使い分け直進と回転を行ったり、更にセンサ付きロボットを製作し、距離センサを用いて障害物を避けて止まり音を出すプログラミングにも挑戦してみました。
Scratch体験講座
Scratchはブラウザ上で実行でき、画面上でブロックを組み合わせてプログラムを作成できるため、プログラミング初学者でもすぐにプログラムを作成してみることのできるプログラミング言語です。本学では「基礎プログラミング入門」で、この言語を用いてプログラミングの基礎を学習しています。この体験講座では、プログラミングにおける3つの基本処理についてScratchプログラミングで動作を確認したうえで、飛んでいる猫を左右に操作して下から浮かんでくる風船を集めるゲームを作成してみました。完成後は、各自で風船の色やスピード、配点などを変えたり時間制限を設定するなどより面白いゲームへの改良に挑戦しました。自分で作成したプログラムが想定通り動作したときの面白さを体験してもらえたのではないかと思います。
教員による個別相談会では、情報学科の入試についてや、大学院、奨学金などに関する質問がありました。学生による個別相談会では、地域産業コース情報分野の4年生が大学生活や資格取得、大学院進学を含む卒業後の進路に関する質問に対して学生の立場からアドバイスをしました。
多くの方にご来場いただき,ありがとうございました。