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今年度の助産学専攻科の助産実習Ⅱの学内実習の様子をご紹介します。
対面授業が可能となった8月中旬から9月中旬に,
模擬産婦への助産診断・計画の立案と産婦へのケアをシミュレーション学修で学びました。
夜間に入院してきた模擬産婦の情報を見て,助産診断や計画を考えてみます。
その後,グループで,模擬産婦の状況を助産診断し,
訪室した時に,何を観察したらいいのか,問診をしたらいいのかを考えます。
ホワイトボードやどこでもシートに書き込んで,学生同士の意見交換をします。
自分たちの準備してきた資料を見たり,教科書を見たりして,
活発に話し合っています。
その後,グループで出てきた内容を全体で共有します。
グループの意見を全体で共有している様子
助産師役の準備が整ったら,シミュレーションがスタートします。
助産師役の学生は,「コンコンコン」と産婦のお部屋のドアをノックして,
産婦の元へ向かいます。
産婦のお部屋に入った時の産婦の疲れた表情,陣痛が来た時の産婦の様子,
産婦とのやり取りから,助産師役の学生は,グループで考えた計画を遂行しようと対応します。
時には,産婦の痛がる様子から頭が真っ白になったり,戸惑ったりもします。
また,頭が真っ白になっていても,咄嗟に産痛緩和のマッサージをしようと
自然と身体が動いていることもあります。
シミュレーション学修は,「うまくいかなくても大丈夫」という安心感のある中で
行っています。
シミュレーション学修の中で,振り返って,より良い実践ができるように,
臨床でできるようになるために,行っています。
周りには,一緒に助産診断や計画を立てた仲間が,観察者として参加しています。
助産師役の学生は,観察者のみんなが困った時には助けてくれるという気持ちで,
実践しています。
シミュレーション学修の様子
(陣痛が来ている産婦に対して,産痛緩和の腰痛マッサージをしている)
時間になったら,ファシリテーターからの「終わりです」の声で,
産婦の観察やケアのシミュレーションは終了です。
助産師役の学生には,観察者の学生・教員からの拍手!
再度,グループに分かれて,産婦への実践の
良かったところ・より良くするところの意見を出し合います。
それと,訪室して得られた産婦の情報を追加して,
今の産婦の状況を迅速で助産診断していきます。
分娩は開始しているのか?分娩が開始していたら,今は分娩のどの時期?
分娩の予測時間はいつ?等を助産診断していきます。
この後,産婦にはどのように過ごしてもらおう?
どのように関わっていこう?等、グループメンバーで活発にディスカッションします。
最後に,グループで出てきた意見を共有し,次のシミュレーションに備えます。
グループで出てきた意見を共有している様子
学内実習の中で,繰り返し行っていきました。