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小池ゼミ (作業療法士)
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2018年4月20日更新
小池 好久 (教授,作業療法士) 精神障害 生理反応解析
研究室のテーマ
体性感覚刺激(温覚)あるいは嗅覚刺激に対する効果の判定として自律神経などの計測を行い、生理的反応と心理機能を関連づけた実験などを行っています。
2019年度のゼミの内容
小池ゼミでは、心と身体の両方に関する研究を行っています。作業をすることの効果や作業をするときの環境が与える影響について生理学的な視点から調べたり、心理機能についてアンケートを用いて調べたりしています。
2019年度は学生3名が所属し、それぞれが興味をもった分野について研究をしています。
1、粘土細工が鼓膜周辺温・自律神経・血圧に与える即時性の効果と持続性の効果
2、振動音響療法を用いた上肢及び下肢からの体性感覚刺激の違いによるマイネルト基底核活性の違い
3、出生順位による性格傾向
小池ゼミでは個人の興味や知りたいことを大切にして、個別での丁寧な指導のもと各自研究を行っています。心と身体のつながりに関心がある方や、先生とじっくり話しながら研究をしたいという方におススメです。
自律神経測定装置 血管内皮機能検査装置 足底圧分布計測システム
大学院
修士課程
- H28年度: 振動療法が自閉症スペクトラム障害児の自律神経に与える効果:予備的研究
- H29年度: 統合失調症者の認知障害に対する振動音響療法の改善効果:予備的研究
博士課程
- H31年度:(テーマ)統合失調症者の認知機能障害(CIAS)に対する振動音響療法の改善 効果の検討
最近の研究内容 【過去3年】
《分子生物学領域》
ニューロンモデル細胞(PC12m3)を用いた様々な物理刺激の効果の検討を行った。
- H27年度:(筆頭)Low-frequency, whole body vibration induced neurite outgrowth by PC12m3 cells with impaired nerve growth factor-induced neurite outgrowth.(広島県補助)
- H28年度:(共著)Intracranial self-stimulation-reward induces neurite extension in PC12m3 cells and activation of the p38 MAPK pathway.
《臨床研究領域》
PC12m3細胞で効果が確認された物理機器の効果を臨床で治験を行った。
- H29年度:(筆頭)Effect of extremity stimulation via vibroacoustic therapy on elderly nursing home residents with depression and attentional disturbance: a pilot study(科研費補助)